読書端末として人気の「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」。
読書を習慣化するために4年前ぐらいに購入しまして、ある程度使い込んだのでレビューを書いてみたいと思います。
個人的には満足度の高いアイテムなのですが、割とキツめの短所もあり、人によっては好みが分かれそう。
購入を検討されている方は、本記事のようなレビューコンテンツなどを参考にしつつ、先にざっくりと特徴を掴んでおくと良いかと思います。
目次
基本情報|「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」とは

「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」はAmazonが開発・販売する電子書籍リーダーです。
主にKindle本を読むための端末です。
読書好きから人気のアイテムで、モデルチェンジを繰り返しながら売れ続けているロングセラー商品となっています。
調べてみたところ、2023年6月現在の最新モデルは第11世代だそう。
(※キンドルペーパーホワイトが発売されたのは第5世代からだから、実質的なモデルチェンジ回数は6回というややこしい事情アリ)
ちなみに今回わたしがレビューするのは、第10世代の「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」。
2018年に発売されたモデルです。
2021年発売の最新モデルとの主な違いは、以下のような項目。
2021年モデル | 2018年モデル | |
---|---|---|
ディスプレイサイズ | 6.8インチ | 6インチ |
重さ | 205g | 182g |
バッテリー持続時間(目安) | 約10週間 | 約6週間 |
充電端子 | USB-C | micro USB |
フロントライト | LED17個 | LED5個 |
最新モデルは使ったことないんですけども、仕様を見るかぎり機能性はそんなに変わらんと思われます(たぶん)。
「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」のお値段は、広告の有無や内蔵メモリの容量によっていくつかのグレードに分かれています。
最新モデルの価格一覧はこんな感じ↓。
8GB | 16GB | |
---|---|---|
広告あり | 16,980円(税込) | 17,980円(税込) |
広告なし | 18,980円(税込) | 19,980円(税込) |
わたしが購入した2018年モデルも同じような料金体系だったように記憶しています。
金を払ったうえに広告が表示されるのは不快なので、わたしは「8GB(広告なし)」モデルを購入しました。
※下記のリンクは最新の2021年モデルです。
第10世代「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」の長所をレビュー

さて、ここからは実際に4年ぐらい使い込んでみてのレビューをしていきます。
長所だと感じているのは以下の項目です。
- 風呂で使える
- 読書以外はできない
- バッテリー持ちが良い
- ブルーライトなし
- 薄くて軽い
- 本を買える
- 十分な容量
それぞれの項目について簡単にまとめてゆきます。
風呂で使える
「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」はかなり防水性が高く、お風呂での使用も可能です。
これはかなりありがたいポイント。
水没させても問題ないほどの防水性が備わっていますから、お風呂でも楽勝で使えちゃいます。
水滴がつくとタッチ操作の反応が悪くなるという欠点はありますけども、まあ普通に使えるレベル。
「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」のおかげで、湯船につかってリラックスしながら本を読む至極のひとときを楽しませてもろうてます。
読書以外はできない
「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」には、ブラウジングなどの周辺機能はついているんですけど、基本は読書専用。
読書以外はできません。これって短所ともいえるんですけど、個人的には長所成分のほうが多いかなと感じています。
これまでスマホやタブレット、PCで本を読んでいたら、知らないうちにYouTubeを見たりネットサーフィンをしてるってことが多かったんでね。
読書以外はできない=他がアプリの誘惑がない。
ってことで、読書がはかどります。
バッテリー持ちが良い
「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」は、バッテリー持ちも抜群に良いです。
スペックに掲載されているバッテリー持続時間約6週間はおおげさながらも、一度フル充電してしまえばしばらくは充電する必要がありません。
面倒くさがりのわたしにとっては、これもありがたいポイント。
スマホ、PC、タブレット、イヤホンなどなど、マメに充電しなきゃいけないデバイスって増えるばかりじゃないですか。
それに電子書籍リーダーまで加わるとなると、だいぶうっとうしいですよね。
そんなわけなんで「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」のバッテリー持ちの良さはすごい助かります。
わたしの場合、30%を切ったぐらいのタイミングで気が向いた時にフル充電(たぶん1〜2週間に1度ぐらい)。って感じのルーティンに落ち着いています。
ブルーライトを発しない
ブルーライトを発しないというのも「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」のナイスなところです。
昼間に本を読むならさほど気にしないで良いでしょうけど、夜(特に就寝前)に読書するときはなるだけブルーライトは浴びたくないもの。
脳が覚醒して眠れなくなったり、睡眠の質が下がったり、就寝前のブルーライトには良いことがありませんから。
寝る前にスマホを見ながらダラダラする習慣を、「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」での読書に変えれば、睡眠の質も上がるし読書量も増えるしで一石二鳥。
「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」は、ベッドでスマホを触る悪癖をなんとかしたい方にもおすすめの端末です。
薄くて軽い

「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」は薄くて軽いので、寝転んで使用しても疲れないってのもお気に入りポイント。
わたしが使っている第10世代の重さは182gということで、通常サイズのiPhoneとだいたい同じぐらいですね。
(参考:iPhone14は172g、iPhone14 Plusは203g)
わたしの主な使用シチュエーション→布団に入ってから眠りにつくまでの時間(30分〜2時間ぐらい?)では、いまのところ重いな〜と感じたことはないです。
次巻をサクッと買える
「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」では、シリーズものの本を読み終えた時には、次巻の購入画面が表示されます。
スマホやタブレットを触らずに、次巻をワンタッチで購入できちゃうのは、とっても便利。
わたしはシリーズものの小説やラノベなんかをよく読むので、この機能も地味にありがたいです。
次巻に進むたびに「やるやんAmazon」と、上から目線でペーパーホワイトくんに声をかけています。
十分な容量
わたしが購入した「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」は8GBのモデルなんですが、容量に不満を感じることは今のところないです。
8GBの容量があれば小説なら3,000冊以上も保存できるそうですから、容量的には十分すぎますよね。
ちなみに、わたしは「ダウンロード済みの本」のビューをすっきりさせたい派。
向こう数ヶ月は再読しないな〜と思ったタイミングで本を端末から削除するようにしていますので、小さい方の8GBであってもかなり容量を持て余していると思われます。
ちなみに、これがマンガになってくると8GBで130冊ほどとのこと。
マンガをたっぷり保存したい方にとっては、ちょいと物足りなく感じるかもしれません。
(※読まない作品や巻をダウンロード済みリストからマメに削除しておけば、8GBでも十分足りると思います。)
第10世代「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」の短所をレビュー
つづきましては短所にいきましょう。
ポイントは以下です。
- 操作レスポンスが悪い
- 図の表示が苦手
- マイクロUSBがそろそろ不便
- ディスプレイがモノクロ
操作レスポンスが悪い
「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」を使っていて、最もなんとかしてくれ〜って思うのが操作レスポンスの悪さです。
ページめくったり、ハイライトを入れたり、ライブラリに戻ったりなど、各種動作がかなり重め。
スマホぐらいの感覚で使えると思って購入したので、想像の100倍ぐらいレスポンスが悪いと感じました。
わたしの場合は、操作レスポンスの悪さは使っているうちに慣れました(「まあ、こんなもんか」とあきらめました)が、スマホのようにサクサク使えないと嫌だという方には、「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」は向きません。
この点は、購入前に必ず知っておくべきでしょう。
細かい図の表示が苦手

「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」は細かい図の表示が苦手です。
実用書に挿入されている図表なんかは、ものによっては文字がかなり小さくなっちゃうので、実に見にくいです。
あとはKindle本を買う時に、「この本は大きめのディスプレイで見てくれ」的な表記があるやつ。あの類の本もかなり見にくいので要注意です。
ですから、「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」で読むのは、大部分がテキストで構成されている本、あるいはマンガにしといた方が良いかと思います。
マイクロUSBがそろそろ不便

あとは充電端子の問題ですね。
最近発売されるガジェットはUSB-C充電のものが多く、わたしの手持ちのアイテムもほとんどがUSB-C充電のものに変わりました。
充電頻度が多くないとはいえ、micro USBは不便ですね。
なので最近は、USB-C仕様になった最新(第11世代)の「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」に買い換えようかな〜と迷っています。
ディスプレイがモノクロ
あとはディスプレイがモノクロという点もデメリットといえましょう。
普通にテキストを読んでいるぶんには問題ないのですが、色味がわかってなんぼの本は「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」では読むべきじゃないです。
まあ、わたしの場合はほとんどテキストがメインの本しか読まないので、モノクロディスプレイでもまったく不便はしていません。
むしろ目に優しい感じがして気に入ってるぐらいですわ。
「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」はこんな人におすすめ

というわけで、3年ぐらい使ってみて感じる「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」の印象はこんなところです。
長所・短所をざっくりまとめるとこう↓なります。
長所 | 短所 |
---|---|
・風呂で使える ・読書以外はできない ・バッテリー持ちが良い ・ブルーライトを発しない ・薄くて軽い ・次巻をサクッと買える ・十分な容量 | ・操作レスポンスが悪い ・図の表示が苦手 ・マイクロUSBがそろそろ不便 ・ディスプレイがモノクロ |
「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」があれば、読書はかなりはかどります。
風呂でも読めるし、寝る前もブルーライトを気にせず読めるし、読書以外に気が逸れることも少ないですからね。
読書量を増やしたいな〜と思っている方には、かなりおすすめのアイテムであります。
ただ、図解がメインの本や雑誌をよく読む方とは相性が悪いのでその点は要注意です。
あとは操作レスポンスが悪く、スマホと同じ感覚では使えないという点も頭に入れておきましょう。
Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)があると読書がお得に

「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」を買えば、多少なりとも読書量が増えると思います。
とはいえ、たくさんの本を買うと、それなりにお金がかかりますよね。
てことで、お得に楽しく本を読みたいって方におすすめのサービスが「Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)」です。
すでにご存知の方も多いかと思いますが、「Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)」は月額980円で200万冊以上の本が読み放題になるサービス。
課金して利用できるネット上の図書館のようなイメージです。
ビジネス書や専門書、雑誌、マンガ、小説、ラノベなどなど、読み放題になっている本の対象ジャンルも多彩で勉強にも娯楽にも使えるサービスとなっています。
これで月額980円ってのは、正直ぶっ飛んでます。
ビジネス書なら1冊で元がとれますし、漫画や小説、ラノベ、雑誌だと2冊ぐらいで元がとれるでしょうか。
「キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」との相性もすこぶる良いサービスなので、利用を検討してみてください。
≫Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)を公式ページでチェック!
それでは今回はこのへんで!最後までお読みいただきありがとうございます。