オリムピックの人気アジングロッド「20コルトUX」について徹底解説。メガコスパといわれる理由をまとめてみました。
記事内では、近い価格帯の他社製ロッドとの比較なんかも行っています。
1~2万円台ぐらいのアジングロッドを物色中の方は、参考にして頂けると思いますよ~。

「20コルトUX」がメガコスパと言われるのはなぜ?

いろんなメディアでメガコスパともてはやされるアジングロッド「20コルトUX」。
そう言われるのはいったいなぜか?どこがメガコスパなのか?を考えてみます。
1万円台前半なのにオールSiC-S仕様

巷で一番よく言われているのがガイドセッティングについてだと思います。
「20コルトUX」は1万円台前半なのに、オールSiC-S仕様なのですよ。これは他社製ロッドじゃほぼありえません。
ダイワ、シマノの同価格ロッド(「20月下美人アジング」「19ソアレBB」)では、トップガイドだけSiCリングで、残りのガイドには”アルコナイトリングという安物がくっついています。
SiC-Sリングは、主に2~3万円台クラスのロッドに搭載されるガイドリング。
軽くて先重りがしづらく、ラインへのダメージも少ないってのが強みとなっています。
「20コルトUX」は全ガイドにこのSiC-Sリングが使われているから、コスパがやばいという話になっているんです。
でも、ぶっちゃけSiC-Sであることの旨みってそんなにない…
ただですね、ぶっちゃけるとアジングをするならアルコナイトリングでも何ら問題はありません。
SiC-Sリングが使われているから圧倒的に有利になるなんてことはないです。
まあ簡単にいえば、上位グレードなみの素材が使われているから気分が良いよねってぐらいのもの。
「1万円台前半でオールSiC仕様!」といえば、打ち出し的なインパクトはあります。
…が、実釣面で大きなメリットになるか?はまた別の話なのです。
ガイド以外にわかりやすい”メガコスパ”ポイントは軽さ
「20コルトUX」の仕様公開時に私が最も驚いたのは軽さです。
個人的には、ガイドよりも軽さに注目してほしいと思っています。
この「20コルトUX」というロッド、上位クラスのロッドと比べても見劣りしないほどに軽いんですよ。
基本的に、釣り竿は軽いほど感度が良くなります。
上の価格帯のロッドなみに軽いというのはそれだけで価値のあることです。
今では同じぐらい軽い「20月下美人 アジング」の存在があるので、そこまで驚かないかもですが、「20コルトUX」の発売当初は驚いたもの。

え???1万円ちょいでこんなに軽いの?
と空いた口がふさがらなかったアジンガーがたくさんいたと思います。
実際、1万円台で「20コルトUX」よりも大幅に軽いロッドってのは、しば~らく出てこないでしょう。
少々年数が経ったところで、腐るロッドではありません。これは断言できます。
安心・信頼のオリムピック製品
「20コルトUX」の魅力はまだまだあります。それはオリムピック製品であることです。
オリムピックのロッドは、どのジャンルのものもとにかく高性能・高コスパ。
アジング分野でも人気が高く、ハズレがないメーカーなんですよ。
正直、「20コルトUX」と同じ仕様・スペックのロッドがよくわからないメーカーから発売されていても、そんなに購買意欲をそそられなかったと思います。
それに、「20コルトUX」の登場前はオリムピックは2万円クラスの予算がないと手が出せないメーカーでした。
高かった敷居をガッツリ下げてくれたというのも「20コルトUX」(というか、UXシリーズ)の素晴らしい点です。
安さの秘密はメイド・イン・チャイナ

あきらかにコスパが狂っている「20コルトUX」には、安さの秘密があります。
そう、”MADE IN CHINA”なのですよ。
上位グレードのオリムピック製ロッドは、基本的に国内で生産されていますが、「20コルトUX」だけは中国産。
これが安さの秘密なんですね~。
使っていて中国産であることのデメリットは感じませんが、非国産という点は軽いディスアドバンテージでしょう。
私は気にしませんが、嫌だな~と感じるアングラーは少なからずいるはずです。
評判が良い「20コルトUX」。実際の使用感はどう?

ネット上の情報を見ていてもすこぶる評判の良い「20コルトUX」。実際の使用感はどうなんだろ?って疑問に思いますよね。
結論なんですが、めちゃめちゃ高性能です。
私が購入したのは「612L-HS」なんですが、とても1万円ちょいとは思えないほど仕上がっています。

- ロッドは軽いし、バランスも良い
- 反響・荷重ともに感度は余裕で合格点
- リグ操作もすこぶる快適
てことで、めちゃ満足度高かったですね。
まず、アジング入門用のロッドを探している方には全力でおすすめできます。
そこそこアジングをやり込んだ方のサブロッドとしても十分に活躍するでしょう。
むしろ、メインロッドとして運用しても問題ないレベルだと思います。
こんなんが1万円ちょいで手に入るなんて、良い時代すぎですよ。

「20コルトUX」は機種ラインナップも豊富

「20コルトUX」は入門ロッドにしては機種ラインナップが豊富です。
初期ラインナップの評判が良かったこともあり、2021年に新機種も追加されていますし。
てことで、最新の機種構成がコチラ↓。
機種 | ティップ | 全長(m) | 自重(g) | ルアー重量(g) |
---|---|---|---|---|
482UL-HS【NEW】 | ソリッド | 1.42 | 未定 | 0-1.8 |
542UL-S【NEW】 | ソリッド | 1.62 | 未定 | 0.3-3 |
572UL-HS | ソリッド | 1.70 | 57 | 0-3 |
612L-HS | ソリッド | 1.86 | 60 | 0.3-4 |
642L-HS | ソリッド | 1.93 | 62 | 0.5-5 |
6102L-HS | ソリッド | 2.08 | 65 | 0.5-8 |
742L-T | チューブラー | 2.24 | 75 | 0.8-10 |
上表の7機種はざっくり3つのグループに分けることができます。
グループ①ソリッド×ULパワー(482UL-HS / 542UL-S / 572UL-HS)
ULパワーの3機種はジグ単向けのフィネスモデルです。
- 王道のジグ単ショートロッド:572UL-HS
- ちょい短めが好みなら:542UL-S
- 尖りまくりなウルトラショート:482UL-HS
ってなイメージですね。

グループ②ソリッド×Lパワー(612L-HS / 642L-HS / 6102L-HS)
ソリッド×Lパワーの3機種は、ジグ単とスプリット、軽めのキャロ・フロートに対応するいわば万能モデル。
- 軽量ジグ単の操作感も大事にしたい:612L-HS
- ジグ単に加えてたまに中距離遠投もしたい:642L-HS
- かなりの遠投ができる万能ロッド:6102L-HS
という感じでしょう。



グループ③チューブラー×Lパワー(742L-T)
唯一のチューブラーモデルである742L-Tは、基本的には遠投特化機。
ジグ単もできないことはないですが、わざわざこのモデルでやらないよねって話です。
もし購入するなら、遠投専用と割り切ったほうが良いでしょう。

「20コルトUX」と同価格帯のライバル製品は?

「20コルトUX」は1万円台のロッドのなかでは、間違いなくトップクラスの性能を誇ります。
しかしながら、強力なライバルも存在するんです。
最有力な競合ロッドは「20月下美人 アジング」

最大のライバルは先にも少し触れた「20月下美人 アジング」。こいつも1万円ちょいなのに、かなり高性能なんです。
まず、軽さは「20コルトUX」とほぼ同水準。類似モデルの比較はコチラ↓です。
20コルトUX | 20月下美人アジング |
---|---|
572UL-HS (57g) | 55UL-S (55g) |
612L-HS (60g) | 510UL-S (57g) |
6102L-HS (65g) | 68L-S (63g) |
742L-T (75g) | 78ML-S (81g) |
まあ、ほぼ同じぐらいですよね。
ただ、ガイドに関しては「20月下美人 アジング」はトップのみSiCリングで、他はアルコナイトとなっています。
オールSiCの「20コルトUX」の方が、素材的なコスパは高いといえるでしょう。
実釣性能に関しては、私の印象では互角です。気になるアイテムだったので、どちらも買って試しました。

最も重要な感度に関しては、どちらも1万円ちょいとは思えないレベルです。
とぢらも比較的マイルドな竿調子で、アジング初心者さんを意識してるな~という印象。
使用感もかなり類似していましたね。
どっちか迷ってるって方は、もうデザインの好みで決めちゃって良いと思います。

他の競合ロッドは?
私は現状、1万円台前半のアジングロッドは完全に「20コルトUX」と「20月下美人 アジング」の2強状態だと思っています。
スペックは他の1万円台ロッドと比べても頭一つ抜けていますし、実際に体感した感度は1万円台のそれじゃありませんでしたから。
あえて他にも競合ロッドを挙げるなら
- シマノ「19ソアレBB アジング」
- シマノ「20ソアレTT アジング」
- 34「+E 410M」
なんかが該当すると思います。

まず、「19ソアレBB」は2022年(または2023年)にモデルチェンジされそうなので、今買っても後悔する可能性が高いでしょう。
現物を触りましたが、とりあえず丈夫で汎用性が高いだけ…という一昔前のアジング入門ロッドという印象でしたね。

「20ソアレTT アジング」は製品自体に興味はありましたが、やっぱり2強に比べると見劣りします。
割と買う気で釣具屋に行って現物を触ったのですが、「19ソアレBB アジング」に毛が生えたぐらいにしか思えなかったんですよね~。
それで冷めちゃって、購入を見送りました。

34の「+E 410M」は2021年発売の最新ロッド。34製品で初めての1万円台ロッドということで、どんな仕上がりになっているのか超気になっています。
ただ、34のロッドだから重い…。
(※公式サイトに自重の記載はナシ。ググってみるとどうやら65gぐらいになっている模様。)
34のロッドだからバランスは良いんでしょうけど、「20コルトUX」や「20月下美人 アジング」の方が断然軽くて、ちゃんとバランスが取れるわけで…。
正直、そこまでの競争力は持っていない製品だと感じています。
恐らくいつかは好奇心に負けて買うでしょうけど、飛びつくほどではないな~ってのがナウです。
(34は好きなメーカーのひとつですが、信者ってレベルではありませんので。)
てことで、2強はしばらく崩れないでしょう

そんなわけなので、「20コルトUX」と「20月下美人 アジング」の2強状態はそう簡単に崩れそうにありませんね。
1万円台前半にあんなロッドをぶち込まれたんじゃあ、他のメーカーさんは良い迷惑でしょう。普通に気の毒です…w。
個人的には、がまかつさんの1万円台進出をキボンヌ。(多分ないでしょうけど)
- オールSiC-Sリング(ステンレスフレーム)
- IPSシート(※爽はVSS、天・華はDPS)
みたいな仕様で
- S52FL-soid(自重:50g、リグキャパ:〜2g)
- S61UL-solid(自重:58g、リグキャパ:〜5g)
みたいなスペックの「宵姫 快」(仮)的なロッド発売されないかな~。飛びつくけどな~。
…完全に妄想ではありますが、期待するのはタダです。淡い願望を抱きつつ、愛する宵姫の新商品を待つとします。
「20コルトUX」のちょい上クラスのアジングロッドについて

前述のとおり、1万円台のアジングロッドは「20コルトUX」と「20月下美人 アジング」の2強状態。
なんですけども、予算を2.5万円ぐらいまで頑張れるって場合は、もうちょい有力な選択肢が増えます。
具体的には↓あたりです。
- ダイワ「21月下美人MX アジング」
- オリムピック「21コルト」
- がまかつ「ラグゼ 宵姫 爽」
- メジャークラフト「鯵道 5G」
「21コルト」はまだ買っていませんが(57ULチタンソリッドの入荷待ち)、他の3製品は好奇心に負けて購入済み。
結論としては2万ちょいは出す価値があるロッドでした。
1万円台のロッドより洗練されていますし、総合力も高いです。(良い素材使ってるから当然っちゃ当然ですが…)
2.5万円ぐらいまで頑張れる方は上記のアイテムも候補に入れてみると良いかと思います。

でも、コスパに関しては断然「コルトUX」です。
とはいっても、「20コルトUX」と「20月下美人 アジング」のコスパが完全にバグっていることは明白です。
どらちらも、買って後悔する確率は非常〜〜〜に低いと思います。
というか、こいつらの登場によって2万円台ロッドの価値が相対的に下がっていますよねw。
無理をして2万円台ロッドに手を出すぐらいなら、1万円強の「20コルトUX」か「20月下美人 アジング」を買い、浮いたお金は釣行費や消耗品に回す方が幸せだと思います。
まとめ

いろいろと話は脱線しましたが、「20コルトUX」についての解説?考察?は以上です。
巷でメガコスパともてはやされるだけのことはあり、文句なしに良いロッドですよ。
入門用には最高ですし、割とガチなアジンガーでも満足できる性能に仕上がっていると思います。
1万円台のアジングロッドなら黙ってこれ買っときゃOK。スペックも性能もしばらく腐りません。
「20コルトUX」のおすすめ機種



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