【インプレ】鯵道5G(S682L)が期待を裏切ってきたんだが…。

メジャクラの新しいアジングロッド「鯵道 5G」が気になってるんだけど、使用感はどんな感じなんだろ?

もう使った人がいたら教えてくれ〜!

↑のような疑問にお答えします。

本記事では、2万円台とは思えない仕様となっている「鯵道 5G」の実釣性能はどうなのか?ってところを詳しく掘り下げながらインプレしてみました。

 

大雑把な味付けのロッドが多いメジャクラさんだけに、正直そこまで期待はしていなかったのですが、「鯵道 5G」さん、かなり良いです…!

詳しくは本文をチェックしてみてください。

目次

メジャークラフト「鯵道5G」とは?

本記事でインプレしていく「鯵道5G」はメジャークラフトから2021年に発売されたアジングロッド。

2万円クラスながらも「トレカT1100G」を採用してるってことで、鬼コスパとの呼び声が高いメジャクラさんらしい製品です。

※「トレカT1100G」は他メーカーの3万円台以上のロッドによく使われているカーボン素材。

他にも、”R360″という新製法が使われていたり、チタンフレームガイドが採用されていたりと、これまでの2万円クラスの常識を打破する仕様となっているんですよ。

こりゃ、気になるわ〜ってことで飛びつくように購入しました。

選択肢となる「鯵道5G」の機種ラインナップは↓のとおり。

ざっくり言いますと、

  • Lパワー(4機種):ジグ単特化のフィネスモデル
  • Mパワー(2機種):近〜中距離対応のバーサタイル
  • Hパワー(1機種):遠距離型のパワーモデル

ってな具合ですね。

ちな、仕様や機種構成についての詳しい解説はコチラ↓の記事にまとめています。

≫関連:予想に反する高性能ロッド「鯵道 5G」について解説&考察!

【ネタバレ】ぶっちゃけ期待してなったけど…

従来のメジャクラ製アジングロッドって、1.5g前後のジグヘッドで「ゴン!」系の明確なアタリだけ拾えればいいやってコンセプトのものが多かったと思うんです。

(実釣解説動画なんかを見ても、ヒロセマン氏はそういったスタイルでアプローチしていますし。)

まあ誤解を恐れずに言うと、魚影が濃いポイントじゃないとアジングが成立しづらいロッドってわけなんですよ。

 

「鯵道5G」に関しては、めちゃ興味をそそられる仕様に釣られて買いはしたものの、

フリーク

いくら良い素材を使ったとしても、設計の方針が変わらんと意味ないやろな〜…。

なんやかんやで、大雑把なアジングロッドなんやろな…。

とそこまで期待はしていませんでした。

 

なんですけども、フタを開けてみたらめちゃめちゃ良くてビックリ。かなり本格的なアジングロッドに仕上がっていたんです。

(メジャクラさんを舐めてました。すいません。)

「鯵道 5G S682L」を購入!

全7機種展開の「鯵道 5G」のなかから私が選んだのは「S682L」。

私はほぼジグ単しかやらないズボラアジンガー(他のリグは準備がめんどいw)なので、基本的には取り回しが良く、アンダー1gを感じやすいショートロッドが好みです。

 

しかしながら、今回はやや長めの6.8ftモデルをチョイスしました。

なぜかというと、リグポジを正確に把握しつつゆる〜い流れに乗せていく精度を「鯵道5G」に期待していなかったからです。

フリーク

もし、期待が外れの性能だったとしても、アジのオフシーズンにプラグで適当に小メバルや小シーバスを釣る用の竿にすればいいか!

と思っていたんです。実は…w。

 

一方で、アンダー1gのジグヘッドでちゃんと流れを読める6.8ftクラスのロッドとなるとかなりの希少種。

そんなロッドに仕上がっていたらめちゃめちゃラッキーだぞ!とも思っていました。

そして、今回はラッキーを引き当てる結果になってバンザイしてる次第です。(性能の詳細については後述)

「鯵道5G」のファーストインプレ

てことで、ここからがインプレです。まずは第一印象からまとめていきます。

メジャクラさんっぽい竿袋

着弾してダンボールを開封してみると、メジャクラさんっぽい竿袋が顔を覗かせました。

まあ、特に高級感もチープ感も感じず、可もなく不可もないいつもどお〜りの竿袋。

ここは予想通りです。

どうせ重いっちゃろ?と思いきや

そんで、気になるのが自重。

メジャクラさんのロッドって公式ページで自重を隠匿しやがるもんで、買ってみないと重さがわからないんです。

 

まあ、隠すぐらいだからそこそこ重いのだろうと踏んでいたんですが…。

竿袋から出して手に持ってみると、

「あれ…?なんか軽くね?」

と予想外に好感触。

実際に重さを測ってみると、なんと52g!普通にめっちゃ軽いし!

6.8ftで52gといえば、3万円台とか4万円台のロッドと比べてもぜんぜん見劣りしません。

というか、6.8ftで52gなら5ft台のモデルは余裕で50gを切ってるのでは?

自重を公開しちゃった方が売れると思うんだけどな〜…。もったいない。

デザインも一部を除いてカッコいい!

全体的にロッドのデザインもいい感じです。

グリップはIPSシートでスタイリッシュかつ握りやすさもバッチリ。

ブランクスは艶消しブラックで、シックな印象に仕上がっています。高級感があって良き。

ただ、一点気に食わないのが、ティップ部のガイドスレッドがなぜか黄緑になってる件…。

恐らく視認性を高めるためでしょうけど、完全に余計です。

(ちょっと塗ったところで周囲が暗かったら見えないですし、アジングではティップを見るよりラインを見た方がアタリを取りやすいので…)

真っ黒にしてくれてた方がカッコいいと思います。(僕は)

「鯵道5G」を実釣インプレ

続いては実釣性能に関するインプレです。

ダラダラと長ったらしいインプレにならないよう、以下の7項目に分けて印象をまとめていきます。

  • リールをつけたときのバランス
  • キャストフィール・飛距離
  • 操作感度
  • 反響感度
  • 荷重感度
  • フッキング
  • ファイト

インプレ①リールをつけたときのバランス

まずはリールをつけたときのバランスから。

150gクラスのリールをつけたときの重心はこのあたり↓です。

20ヴァンフォードC2000Sを装着(カタログ自重:150g)
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まあ悪くはないんですが、もう少しリールフットに近いところでバランスが取れた方が先重りが無くなるかな〜て印象ですね。

てことで、もうちょっと重い「21カルディア FC LT2000S(カタログ自重175g)」をつけてみたときの重心がコチラ↓。

21カルディア FC LT2000Sを装着(カタログ自重:175g)
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少しバランスが良くなりました。リールフットを薬指と小指の間に挟んで持ったら、自然と穂先が上がる塩梅です。

 

もうちょっと重かったらどうなるか?ってことで、「18レガリス LT2000S(カタログ自重190g)」を装着したときの重心がコチラ↓。

18レガリス LT2000Sを装着(カタログ自重:190g)
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さらにちょびっと重心が後ろにズレましたね。こっちも良い感じです。

というわけなので、穂先が自然と持ち上がるベストなバランスに仕上げようと思ったら、170〜190gぐらいのリールを合わせるのが良さげって結論に至りました。

(※ちなみに、前持ち勢の方々は、もうちょい軽いリールでもバランス取れると思われます。)

 

欲を言えば、150gクラスのリールでちょうど良くバランスが取れる設計だったら良かった…。

とはいえ、「鯵道 5G」ぐらいの価格帯のロッドをお求めになる方は、180g前後のリールを使っている可能性が高いでしょうから…。

なので、妥当なバランス設計じゃないかと思っています。

インプレ②キャスト・飛距離

「鯵道 5G」を振ってみたときの第一印象は「20コルトUXに似てる!」でした。

つまりは、ベリーがよくしなるマイルド系ってこと。

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竿のしなりを使って投げられるので、ビギナーの方でも投げやすい感じのチューニングです。

アンダー1gの超軽量ジグ単から2g超のヘビージグ単まで快適にキャストできます。

しかしながら、キャスト後のブレの収束にやや時間がかかるので、「宵姫 天・華」や「ヌーボコルト」のような超気持ちいキャストフィールは味わえません。

 

飛距離に関してはロッドのレングスが長めということもあり、ショートロッド使用時よりはよく飛んでると思います。

一点付け加えるなら、バットガイドのちょい上ぐらいを目安に少し長めの垂らしをとると、安定して飛ばしやすいです。

垂らしが短めだと、アンダー1gの飛距離が落ちます。

 

あと、ロッドのスペックではリグの対応重量が0.2〜3gとなっていますが、バットにもベリーにも力があるので、もっと重たいリグも問題なくキャストできます。(※投げる場合は自己責任。)

5gクラスのリグまではぜんぜん許容してくれるでしょうね。

 

実際に私も、

  • シャローフリークプチ(ネイルシンカー入り):約4.5g+ジグヘッド重量
  • 源五郎(リップレス):4.6g

ぐらいまでは試しましたが、問題なく投げられました。

ただ、ティップの負担を考えるなら、3g超のリグを投げる時はフルキャストは控え、ゆったりめに投げることをおすすめします。

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インプレ③操作感度

操作感度はかなり良好です。

重量感のある1g以上のジグヘッドはもちろんのこと、アンダー1gまでしっかり存在を感じられます。

0.4〜2.5gの主要な重量はだいたい使ってみましたが、どの重さも問題なく操作できました。

ただ、持ち方によって反響の伝わり方がかなり違うので要注意かもしれません。

 

私は「鯵道5G」を買ってからしばらくの間、バット下部を人差し指で支えるようにして握っていました。

これはちょっと先重り気味な「宵姫」を使うときの持ち方で、人差し指に荷重を少し分け与えることで実質的な重心が前にズレて、リグ(と潮)の重みを感じやすくするというカラクリがあります。

この”宵姫持ち”で「鯵道 5G」を操作していると、リグポジの距離感と方向感がボヤッとする印象だったんです。

フリーク

まあ2万円クラスだし、手感度だけで正確にリグポジを把握しようとすんのは求めすぎか…。

良くも悪くもメジャクラさんロッドかな〜…。

なんて思っていました。

しかし、3回目の釣行ぐらいでふと思いつき、人差し指をバット上部に当てて握ってみたんです。

すると、リグポジの距離感・方向感が一気にわかりやすくなったではありませんか。

0.5gのジグヘッド使用時でも、かなり正確にリグポジを把握しながら流せることに気づき、びっくらこきました。

これが私の中の「鯵道 5G」評価が一気に上がった瞬間でしたね。

 

まあ、操作の感覚には個人差がありますから、みながみな私のような印象を受けるとは限りません。

ただ、「鯵道 5G」は持ち方によって、反響と荷重の表現が大きく変わる可能性が高いと思います。

なんかしっくり来んな〜…。と感じている方は、持ち方を変えてみると良いかもです。

インプレ④反響感度

続いては反響感度。予想を遥かに超えるぐらい良かったです。

「トレカT1100G」の良さが一番出ているのは、ココ(反響感度)な気がします。

(どれだけの量のトレカT1100Gが使われているかは知りませんけどもw。)

 

まず、コン!系の反響アタリはかなりクリア。

手に伝わる感覚で、フックが初期掛かりした位置がおおよそわかるレベルです。

  • カンという高めの響きだったから上アゴの硬いとこかな?
  • ムニュ系の少しこもった響きだったから横か下の膜かな〜…。
  • カサッとした乾いた響きだったから喉奥かな〜?

といった違いがわかるんです。んで、上がってきたアジを見たら、結構的中しています。

 

また、ヘッドが捨て石に当たりながらガサガサと引きずられている感じだったり、ウィードにワームがさらっと触れた感覚もかなりクッキリ感じられます。

反響感度に関してはかなりレベルが高いです。

私個人の感覚ですが、

宵姫 天・華>鯵道5G>ヌーボコルトプロトタイプ

ぐらいの印象。

つまりは、2万円ちょいにしてはめちゃ良すぎって意味です。

インプレ⑤荷重感度

お次は荷重感度。ここが「鯵道 5G」のもう一歩…なポイントです。

ロッドのバランスは取れているものの、抜けアタリの表現がどうも今ひとつな気がします。

テンション抜けを違和感程度には感じられるので、抜けアタリ自体はとっていけます。

でも、荷重感度に秀でだロッドのような手元が浮く感覚は得られません。

 

具体的にいえば、「宵姫 天」で違和感ぐらいに感じる抜けアタリは、「鯵道 5G」では拾えていないと思われます。

また、ジグヘッドを捕まえてる感もやや薄め。

1g以上のジグヘッドはティップに乗ってる感がしっかりめに感じられますが、1gを切ってくるとさすがに常に重さが乗っている感覚ではなくなります。

 

とはいえ、軽めのジグヘッドを使っていても

  • 潮が噛んでいるゾーン→スカスカなゾーン
  • 潮噛みが悪いスカスカゾーン→潮噛みが良いずっしりゾーン

という変化は、シェイクを入れたときに確認できます。

流れのヨレをサーチする能力はちゃんと備わっているといえるでしょう。

 

もうひとつの荷重系アタリといえば、抜けとは逆でモタレる感じのやつもありますよね。

こっちに関しては、抜け系よりも明確にわかります。

ニュルっとティップが引き込まれる荷重(増)タイプのアタリは、めちゃ取りやすいです。

(モタレ系のアタリもアワセが決まったら結構気持ち良いですよね!)

インプレ⑥フッキング

「鯵道5G S682L」は、ティップとベリーが柔らかめ(悪くいえば少しダルめ)なので、掛け心地はマイルド。完全に乗せ調子な設計です。

ティップちょい下の張りでスコーンと掛ける、パッツン系ロッドのような爽快感はありません。

 

とはいえ、掛け遅れるふうでもないので、不便に感じることもないです。(※リグのチョイスにもよりけりでしょうけど。)

アタリや違和感を察知したらラインテンションを少し強めてティップに訊き、重さの乗りを感じたらゆったりロッドを立て、ベリーの硬いとこで深くフッキングさせるイメージが個人的にしっくりきています。

 

なので、ジグヘッドは初期掛かりの早いオープンゲイブと好相性です。

また、ティップからベリーがマイルドなので、巻きの釣りとも相性が良いです。

結構強めにテンションがかかっていてもバイトを弾きづらく、メバプラで使っても好感触でした。

インプレ⑦ファイト

「鯵道 5G S682L」はバット部のパワーがなかなか強烈。

なのでファイトの安定感はあるんですけど、悪く言えば引きの感じ方は味気ないです。

小アジなんかは釣ってる感覚があんまりないので、一匹一匹を楽しみたい方には合わないかもしれません。

 

とはいえ、パワーがあると良型を掛けたときにラクできますからね〜。

私もつい先日「鯵道 5G S682L」で釣りをしているときにそれを感じたことがありました。

メバルを掛けて、引きの感触的に20cm前後かな〜と思っていたんですが、抜こうとしたらやたら重い…。

ちょっとドラグを締めて抜き上げると、25cmオーバーの良型メバルでびっくり!てな感じだったんですよ。

良型メバルでこのファイト感なのか〜…と驚きました。

 

まあ確かに、小型の個体と遊ぶときには完全にもの足りません。

しかしながら、

  • 根に潜られたら鬱陶しい良型メバル
  • 変なとこに走られたらめんどくさい良型アジ

なんかを狙うときには頼りになりますね。

メジャークラフト「鯵道5G」インプレの要点まとめ

長くなっちゃったので、インプレの要点をまとめておきます。

「鯵道5G S682L」の良いところ

  • 自重52gはかなり軽い
  • デザインもおおむねカッコイイ
  • 重心バランスもぼちぼち良い感じ(170〜190gのリールを合わせるのがおすすめ)
  • ロッドが長いこともあり、よく飛ぶ(垂らしは長めが投げやすい)
  • 操作感度・リグポジ把握性能もGood!
  • 反響感度はすこぶる良好!アタリや地形変化の伝達は極めてクリア
  • ティップに重さが加わる荷重(増)系アタリがとりやすい
  • ティップ〜ベリーが柔らかいから巻きの釣りとも好相性
  • 安定感抜群のバットパワー

「鯵道5G S682L」のもう一歩…なところ

  • ティップのガイドスレッドの黄緑がちょっと…
  • 150gクラスのリールできれいにバランスが取れて欲しかった
  • 持ち方によって操作感が結構変わる
  • 抜けアタリの表現がイマイチ
  • 掛ける気持ち良さはパッツン系ロッドには遠く及ばない
  • 小アジと遊ぶときはファイトがものすごく味気ない

「鯵道 5G S682L」はこんな人におすすめ!

「鯵道 5G S682L」がおすすめなのは、ジグ単をメインにしているアジンガー。

特に、1g前後の重量を基準にしつつ、必要であれば0.5g前後まで重量を落とすよ〜ってスタイルの方には合うと思います。

流れを使ったアプローチ精度も高いので、普段から潮が動くポイントでアジングをしている方にもGood!

 

メーカーが案内しているリグキャパの対象外ですが、5gクラスのリグも問題なく投げられます。

足元にアジがいない場合は、サーチ範囲を広げられるのも強みですね。

長さがあるので、足場の高いフィールドや強風時でも扱いやすいです。これも良き。

 

6ft台後半で0.5gクラスのジグヘッドを細かく操作できるロッドって割と希少種。

そういう意味でもかなり価値のあるロッドだと思います。

ただ、抜けアタリの出方は控えめなので、他のロッドでちゃんと抜けアタリが取れてるって方が使った方がいいかもです。

抜けアタリをとる練習をするなら、個人的にはルナキアをおすすめします。(「鯵道 5G」よりもちょっと高いですけども…)

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「鯵道5G」には良い意味で期待を裏切られました。

というわけで、「鯵道5G S682L」についてのインプレ&考察は以上です。

本文でも語ったとおり、良い意味で期待を裏切られました。

思っていたよりも数倍良いロッドだったので、なんか得した感がすごみ。

 

正直、「アジングロッドはパッツン系じゃないとね!」って方には、Lクラスの「鯵道5G」は合わないと思います。

一方、「柔らかめのロッドも好きだけどね〜♪」って方は、気に入る確率大。

予想以上・お値段以上の性能に仕上がっているので、ぜひ試してみて欲しいです。

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