
やたらとコスパが良さそうな「20コルトUX」と「20月下美人アジング」って、実際どっちが高性能なの?
どっちも使ったことがある人〜、教えて!
↑のような疑問にお答えします。
1万円台前半とは思えない驚愕のスペックでド派手なデビューを遂げた「20コルトUX」と「20月下美人アジング」。
どっちがエエ感じなのかを知りたかったので、両方買って比較してみました。どちらを買おうか迷っている方は、ぜひともお役立てください。
入門用アジングロッドの常識を塗り替えた歴史的ロッド

2020年には、入門用アジングロッドの常識を覆す2つの製品がリリースされました。
そうです。
- オリムピック「20コルトUX」
- ダイワ「20月下美人アジング」
の2シリーズです。
実売価格はどちらも1万円台前半!なのに、スペック・性能は上位クラス顔負けなんですよ。
「重くて、ダルくて、感度もイマイチ…」という、これまでの入門用アジングロッドの常識に一石を投じる出来栄えとなっています。
てことで、両シリーズの概要と機種ラインナップをサクッと紹介しておきますね。
オリムピック「20コルトUX」

まずは「20コルトUX」。オリムピックから2020年4月に発売された製品です。
スペックが公開された時点で、「これで1万円台?ウソやろ?」と目を疑いましたw。
「20コルトUX」の機種ラインナップは↓のとおりです。
機種 | 全長(m) | 自重(g) | ルアー重量(g) |
---|---|---|---|
482UL-HS【NEW】 | 1.42 | 未定 | 0-1.8 |
542UL-S【NEW】 | 1.62 | 未定 | 0.3-3 |
572UL-HS | 1.70 | 57 | 0-3 |
612L-HS | 1.86 | 60 | 0.3-4 |
642L-HS | 1.93 | 62 | 0.5-5 |
6102L-HS | 2.08 | 65 | 0.5-8 |
742L-T | 2.24 | 75 | 0.8-10 |
人気すぎて生産が追いついていないのか、ネットショッピングにも実店舗にも在庫少なめです。
2021年には新機種の追加も決まっており、こちらも争奪戦になると思われます。

ダイワ「20月下美人アジング」

「20コルトUX」から2ヶ月ほど遅れて発売されたのが「20月下美人アジング」です。
低価格帯での独り勝ちは許さん!というダイワの意地を感じる渾身の入門ロッドとなっています。
そんな「20月下美人アジング」の機種ラインナップは↓のとおり。

5.5〜8フィートまで幅広い5機種がラインナップされており、いろんなアジングが楽しめます。

とりあえず、どっちも買いましたw
両者の情報が解禁された段階で、私の頭のなかでは「オリムピックとダイワの真剣勝負!」という図式が勝手にできあがってました。
どれほどの性能に仕上がっているのか?どっちが優れているのか?が気になりすぎたので、両方とも購入。
- 20コルト 612L-HS
- 20月下美人アジング 510UL-S
機種 | 全長(m) | 自重(g) | ルアー重量(g) |
---|---|---|---|
20月下美人アジング 510UL-S | 1.78 | 57 | 0.3-5 |
20コルトUX 612L-HS | 1.86 | 60 | 0.3-4 |


なので、ここからは「20コルトUX」と「20月下美人アジング」両者のスペックや実釣性能を比較していきたいと思います。
「20コルトUX」と「20月下美人アジング」のスペックを比較

てことで、まずはスペックから比較していきましょう。とはいっても、比較できる項目が少なくて…w。
パッと思いつく↓の3点ぐらいです。
- 自重
- ガイド素材
- グリップ
それではサクッとみていきましょ〜!
スペック比較①自重
まずは注目している方も多い「自重」からです。類似スペックの自重を一覧にするとコチラ↓。
20コルトUX | 20月下美人アジング |
---|---|
572UL-HS (57g) | 55UL-S (55g) |
612L-HS (60g) | 510UL-S (57g) |
6102L-HS (65g) | 68L-S (63g) |
742L-T (75g) | 78ML-S (81g) |
ええと、ほぼ互角です。
最軽量モデルは50g台ですし、汎用性の高い6ftクラスも60g台に収まってるし、これ本当に1万円台のロッドですかい??と改めて疑問w。
いや、本当に1万円台なんですけどね。軽すぎっしょ。自重に関しては、中堅機・ハイエンド機に見劣りしません。
スペック比較②ガイド素材
続いてはガイド素材です。比較するとコチラ↓。
- 20コルトUX:ステンレスフレーム + オールSiC-Sリング
- 20月下美人アジング:ステンレスフレーム + アルコナイトリング(※トップのみSiCリング)
ガイドに関しては「20コルトUX」の圧勝です。
耐摩耗性が高く、糸鳴りやトラブルも少ない薄型のSiC-Sリングを全てのガイドに搭載。「20コルトUX」がコスパ良すぎと言われる1番の要因ですね。
「20月下美人アジング」は完全に遅れをとっています。
スペック比較③グリップ

次はグリップについてですが、
- 20コルトUX:IPSシート
- 20月下美人アジング:VSSシート
ってな感じになっています。
どちらもダウンロックかつフロントグリップレス。ブランクスタッチがしやすい定番の設計です。
「20コルトUX」も「20月下美人アジング」も握りやすいので、互角ってことにしときましょう。
「20コルトUX」と「20月下美人アジング」の実釣性能を比較

さて、ここからはとっても重要な実釣性能を比較していきます。両ロッドのインプレ記事と同様に↓の6カテゴリに分けてみました。
- リール装着時のバランス
- キャストフィール・飛距離
- 操作感
- アタリ感度
- フッキング
- ファイト


比較①リール装着時のバランス
まずはリール装着時のバランスから。荷重感度に関わる項目ですね。
「20ルビアス FC LT2000S(カタログ自重150g)」をつけた時の重心がコチラです↓。

どちらもグリップの前方でバランスが取れます。
少〜し先重り気味ではあるんですが、ロッドバランスは上々と言えるでしょう。
190gや200gクラスのリールを合わせるともう少し後ろに重心がズレるので、さらにバランスが良くなります。
「18レガリス」や「20レブロス」あたりを合わせるといい感じですね。

比較②キャストフィール・飛距離
お次はキャストフィール。個人的には「20月下美人アジング」の方が好みです。
ベリーが柔らかいので、手首の動きだけで投げられます。アンダー1gクラスも問題なく飛ばせて快適です。
「20コルトUX」の方は長さがあるぶん、キャストにやや肘を使わないといけない印象。ベリーに張りが持たせてあるので、アンダー1gもちょい投げにくいような気がします。
キャストの感覚はそれぞれに個性がありますが、飛距離性能についてはどっこいどっこいじゃないかと思います。
比較③操作感
続いては操作感です。
どちらもティップ~ベリー上部が柔らかいビギナー向けのマイルドチューンとなっており、リグ操作時の感触はとても似ています。
ティップ先端がちょい負けする感じのドゥルンとした操作感とでもいいましょうか。
ただ、ドゥルンとはしているもののギリギリの張りも残してあり、手に伝わる感触はなかなかシャープです。
ブランクスの反響も良いので、アンダー1gでもちゃんと存在を感じられます。操作感度も互角です。
比較④アタリ感度
次はアタリ感度について。
どちらもブランクスがよくできているので、反響系アタリは問題なく感じられます。
また、「20コルトUX」と「20月下美人アジング」はどちらもティップが柔らかいので、ティップにアジがもたれかかるような違和感アタリにも対応可。
加えてロッドバランスも良く、1g以上のジグヘッド使用時は抜けアタリも取りやすいです。
ロッドの味付けが似ているので、アタリの出方も酷似しています。アタリ感度についても互角ですね。
比較⑤フッキング
フッキングの速度は比較的張りが強い「20コルトUX」に軍配ですね。オリムピックの上位クラスほどの俊敏さはないものの、掛け心地はGood!
ティップのちょい下あたりで針先をグッと刺し込むイメージで気持ちよくフッキングできます。
一方で「20月下美人アジング」の方は、特有のマイルドさが仇となり掛けの気持ち良さは薄めです。
自動的に重みが乗ってきて、ダメ押しで手首を返して深く刺すみたいな感触でしょうか。
(まあ、あくまでイメージだから海の中がどうなってるかがわらかりませんが…。)
結論として、「20コルトUX」の方がフッキングは気持ちいい〜と感じました。
比較⑥ファイト
最後はファイト面。どちらもアジングで使うには十分なパワーを備えています。
単純なロッドパワーではLクラスの「20コルトUX 612L-HS」の方が強いですね。
とはいえ、ファイトそのものの楽しさはグイっと曲がる「20月下美人アジング 510UL-S」に分があります。
ってことで、ファイト面では比較がしづらいってのが正直なところ。
ただ、ちっちゃいアジを釣ることが多い私としては「20月下美人アジング 510UL-S」の方が好みです。
で、結局どっちが優秀なの?

ここまで「20コルトUX」と「20月下美人アジング」を比較してきましたが、

頑張って比較してくれたのはわかったけど、結局どっちがいいん?
勝敗を決めてくれ。
って思ってる方もいらっしゃるでしょう。
ぶっちゃけ性能は互角なんですが、一応勝敗を決めておこうと思います。ここまでの比較をまとめると↓
- 自重:互角
- ガイド:「20コルトUX」※圧勝
- グリップ:互角
- バランス:どちらも良し
- キャストフィール:「20月下美人アジング」
- 操作感・アタリ感度:互角
- フッキング:「20コルトUX」がちょい勝ち
- ファイト:比較ムズい
ってことで、総合的なコストパフォーマンスは「20コルトUX」が勝利かな〜と…。
ただ、めちゃめちゃ僅差です。”引き分け”って言っていいなら”引き分け”って言います。どっちか迷ってる方は、デザインの好みで決めちゃって良いんじゃないでしょうか。
どちらも1万円台前半とは思えない高コスパロッドであることは間違いありません。その点は安心しちゃって良いと思います。
「20コルトUX」と「20月下美人アジング」はどっち買っても幸せです。

てなわけで、「20コルトUX 612L-HS」と「20月下美人アジング 510UL-S」の比較は以上です。
無理くり勝敗をつけるなら「20コルトUX 612L-HS」ってことになりますが、性能はほとんど互角。
どっちを買ってもかなりの高確率で幸せになれます。ピンときた方をゲットしてみてはいかがでしょうか?


「20コルトUX」と「20月下美人アジング」のインプレはコチラ↓。


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