アジングロッドは高いのと安いのでどう違う?価格帯別の特徴を解説

アジングロッドっていろんな値段のヤツがあるけど、高いのと安いのってどう違うの?

値段によってどんな違いがあるのか教えて〜!

↑のような疑問にお答えします。

アジングロッドを5つの価格帯に分け、それぞれの特徴を解説してみました。そのうえで、高いロッドと安いロッドがどう違うのか?もわかりやすくまとめています。

どの価格帯のアジングロッドを買おうかお悩みの方は、お役立てください。

目次

アジングロッドの高いor安いの基準は?

最初に、アジングロッドの高いor安いはどう判断するか?って話をしておきましょう。

もちろん、人によって値段の感じ方は違うと思いますが、個人的には↓の5つの価格帯に分けるとわかりやすいかな〜と思っています。

価格帯高い?安い?
アンダー1万円かなり安い
1万円台安い
2万円台普通
3万円台高い
ハイエンド(4万円台〜)かなり高い

なので、本記事でも↑の分類を前提に話を進めていきます。

フリーク

それでは、価格帯別のアジングロッドの特徴を見ていきましょう!

アンダー1万円のアジングロッド【かなり安い】

まずはアンダー1万円クラスのロッドからです。当然ながら発売されているアジングロッドの中で最も安い価格帯となります。

用途としてはこれからアジングを始める方の入門用。アジングに必要最低限の性能が備わったモデルが中心です。

ただ、近年はロッド製造技術も高まっており、上位クラスのロッドに迫る性能のものも発売されています。

その典型例がコチラ↓。

アンダー1万円クラスのおすすめアジングロッド

タカミヤ REAL METHOD AJING-GRII 510S(アジングロッド)
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1万円台のアジングロッド【安い】

続いては1万円台のアジングロッドです。こちらもアジング初心者の入門用を想定して造られています。

しかしながら、近年は入門用とは思えない性能とスペックをもつ価格破壊ロッドが登場。1万円台のアジングロッド全体のレベル(ハードル?)がグンと上がっています。

他メーカーからしたらヒンシュクものの価格破壊を起こしているのが、2020年に発売された↓の2シリーズです。

  • オリムピック「20コルトUX」
  • ダイワ「20月下美人アジング」

どちらも購入しましたが、性能は入門用の域を超えています。

実釣性能はどっこいですが、ガイド素材等の総合的なコスパを考えると、「20コルトUX」の方が1枚上手かな〜と思います。

1万円台のおすすめアジングロッド

オリムピック/Olympic 20コルトUX 20GCORUS-612L-HS
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ダイワ(DAIWA) 20月下美人 アジング 510UL-S・R
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2万円台のアジングロッド【普通】

お次は2万円台。アンダー1万円や1万円台クラスからのステップアップを想定して造られた中級モデルです。

下位クラスよりも細身でパリッとしており、ロッドに使われる素材のグレードも上がっています。

ロッド全体が細身で、デザインも上質なものが多いので、所有欲という面でもかな〜り満たされますよ。

入門用ロッドでアジングにどハマりして、もっと性能が高いロッドが欲しい!と思っている方にピッタリです。

2万円台のおすすめアジングロッド

天龍 Lunakia (ルナキア )LK582S-LS
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3万円台のアジングロッド【高い】

続いては3万円台。アジングロッドに求める性能の水準が高い中上級者向けのシリーズが中心となります。

  • ブランクスには東レの「ナノアロイ」
  • ガイドには「チタンフレーム」や「トルザイトリング」

などの高級素材が使われており、軽さも使い心地も洗練されています。キャストやアクション時のブレも少なく、リグ操作の精度も向上。

特に、アンダー1gクラスのジグ単の存在を感じる能力が下位クラスとは数段違う印象です。

予算に余裕がある方は、2万円台をすっ飛ばしてのステップアップ機としてゲットするのも良いと思います。

3万円台のおすすめアジングロッド

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ハイエンド(4万円台〜)のアジングロッド【かなり高い】

最後はハイエンド。4万円台を超えてくるロッドは、各メーカーが全力で開発したフラッグシップ機が中心となります。

まさに感度ビンビンの仕上がりとなっており、過剰といえるほどの性能が実装されているものも少なくありません。

この価格帯になるとロッドから伝わる情報がめちゃめちゃ正確かつクリア。下位クラスのロッドでは難しい強風時の軽量リグ操作もしやすいです。

そして、何より使っていて楽しい!簡単に手が出る値段じゃありませんが、使ってみると世界が変わりますよ。

ハイエンドのおすすめアジングロッド

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高いロッドと安いロッドはどう違う?3つのポイントを挙げて解説

ここまで、アンダー1万円〜ハイエンドまでのアジングロッドの特徴を紹介してきましたが

違いはなんとなくわかったけど、なんかモヤっとする。

高いロッドと安いロッドの違いをもうちょい具体的に教えてくんない?

って思った方もいらっしゃるかもしれません。

なので、高いロッドと安いロッドが具体的にどう違うか?を深堀りしてみようと思います。両者を使っていて感じる”違い”は↓の3点です。

  • 情報の伝わり方
  • デザイン
  • 竿の張り

違い①情報の伝わり方

高いロッドと安いロッドで一番違うのは「情報の伝わり方」、つまり感度です。

基本的には、値段が高ければ高いほど手元に伝わる情報が多いですし、その精度も高くなります。

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例えば、安いロッドなら

  • 海面に浮いているゴミに接触したのか?
  • 魚がバイトしたのか?

がわからないって状況でも、高いロッドに持ち替えると明確にアタリだとわかるって具合です。

このケースは、最近も「20月下美人 アジング 510(1万円台)」と「宵姫 天 54(4万円台)」の2タックルで釣りをしていたときに経験しました。

「20月下美人アジング」で表層を通していて、”ク!”という違和感があったものの、アタリかどうか判断できなかったんです。

そこで、「宵姫 天」に持ち替えてもう一度同じコース、同じレンジをトレースしてみることに。

「宵姫 天」は反響・荷重ともに感度がヤバすぎなので、

  • アタリなのか?(もっといえば、どんなアタリなのか?)
  • ゴミにリグが接触しただけなのか?

がちゃんとわかります。

結果的に、違和感の正体はチーバスのアタリだったようで、しっかり掛けきることができました。

高いロッドは伝わる情報の量と正確さが違う!だから、上級者ほど完成度が高いハイエンドロッドを使いたがるんでしょうね。

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違い②デザイン

2つ目の違いは「デザイン」です。当たり前ですが、値段が高ければ高いほど洗練されています。

具体例として、オリムピックの”CORT(コルト)”シリーズを見てみましょう。

デザインを比較するのは

  • 20コルトUX(1万円台)
  • ヌーボコルトプロトタイプ(3万円台)

です。

まずはブランクス↓。

フリーク

上位機のヌーボコルトプロトタイプは、多方向に締め込んだカーボン模様が浮き出ており、テカリも抑えた上質な仕様。

個人的には、これが大好きなんですよ。

お次はグリップまわり↓。

フリーク

ここは正直、あんま変わりません。メタリックな差し色が入って、どちらもオシャレ。

最後はネーム部↓。

フリーク

「ヌーボコルトプロトタイプ」の方が明らかに輝いている!対して、「20コルトUX」の方は良くも悪くもシンプルです。

デザインについては個人の好みもあるので、一概にどちらが良いとは断言できません。

ただ、お値段が高いロッドの方が洗練されており、デザイン性が高くなる傾向にあります。(そこに予算を割けるから、当然っちゃ当然なんですがね。)

違い③竿の張り

3つ目の”違い”は竿の張りです。

高価なロッドは適度な張りがあり、シャキッとしています。単純に硬いという意味ではなく、ブレが少ないという意味です。

一番わかりやすいのは、キャストやアクションの後でしょう。

  • 安いロッドは振った後の反動で竿先が動く幅と回数が多い(ブレが多い)
  • 一方で高いロッドはブレが少ない

といった感じ。

高いロッドはしなった後、真っ直ぐな状態に戻るのが早い(ブレが少ない)んです。

キャスト時は振り抜けが良く、アクション後もすぐにアタリを感じられます。

もちろん、上記は感覚的な話です。しかし、一度ハイエンドロッドを使ってみると、この”張り”のニュアンスがわかると思います。

自分にとってプライスレスなアジングロッドを見つけよう!

というわけで、アジングにおける”高いロッド”と”安いロッド”の違いについての解説は以上です。最後に要点をまとめておきます。

アジングロッドを5つの価格帯に分けるとこんな感じです↓。

価格帯高い?安い?用途
アンダー1万円かなり安い入門機
1万円台安い入門機
2万円台普通ステップアップ機
3万円台高いステップアップ機〜ガチ勢向き
ハイエンド(4万円台〜)かなり高いガチ勢向き

基本的に値段が上がれば上がるほど

  • ロッドから伝わる情報の量と質が上がり
  • デザインが素敵になり
  • シャキッとした張りが心地よい

といった具合に見た目や性能が変化します。

もちろん、お値段だけがロッドの価値というわけではありません。他の要素も比較しつつ、自分に合った1本を探してみてください。

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