シマノ「22ソアレSS アジング S54SUL-S」を購入!特徴や現時点でのインプレをまとめてみる。

先日、なんか竿でも1本買おうかな~と思って釣具屋に行き、いろいろ気になる竿を触った末に、シマノ「22ソアレSS アジング S54SUL-S」を購入しました~。

今回は「22ソアレSS アジング」の基本情報をまとめつつ、”S54SUL-S”を選んだ理由なんかも紹介してみようかと思います。

アジを20匹ぐらい釣ってみての簡単なインプレも後半に載せてますので、「22ソアレSS アジング」が気になってる方はよかったら読んでってください。

目次

シマノ「22ソアレSS アジング」についてカンタンに紹介

「ソアレSS」は、「ソアレ」シリーズのなかでは下から3番目、上から4番目に位置する中堅グレード。

以前は下から2番目だったんですが、ちょっと前に”TT”グレードが追加されて、ひとつ繰り上がりました。

ちな、ソアレから発売されているロッドのグレード一覧(高い順)は以下のようになっています。

  • リミテッド
  • エクスチューン
  • XR
  • SS
  • TT
  • BB

今回購入した”SS”グレードは、2022年にモデルチェンジを迎えており、現時点のソアレロッドのなかでは最も新しいアイテム。

ミーハーなわたくしにとっては、それなりに気になるロッドなわけです。

「22ソアレSS アジング」の仕様に関しては、”スパイラルX”ならびに”ハイパワーX”が適用されているってのが注目ポイント。

ざっくり説明すると、ブランクのネジレ耐性が上がることでブレが減り、細身で軽くても十分な強度の竿を作れるようになる。というのが”スパイラルX”や”ハイパワーX”を適用する恩恵です。

(※詳細はシマノの公式ページで確認してもらえればと思います。)

ちなみに、ソアレシリーズにおける”スパイラルX”などのブランク強化機構の適用状況は以下のようになっています。

スパイラルXコアスパイラルXハイパワーX
21ソアレXR
22ソアレSS アジング
20ソアレTT アジング
19ソアレBB アジング

ひとつ上位のXRには、”スパイラルX”の上位互換である”スパイラルXコア”を搭載。

反対に、下位のグレードには”スパイラルX”と”ハイパワーX”のどちらかひとつを適用ってな感じで、グレードの序列に基づいた差が設けてあります。

その他の仕様に関しては、あまり特筆すべき点はないですね。

ガイドはステンSiCで、この価格帯のロッドでは平均的。ブリッジライクシートもそろそろ見飽きてきましたし。

シマノ「22ソアレSS アジング」の機種一覧

出典:シマノ

「22ソアレSS アジング」は以下の全8機種展開。

出典:シマノ

パワークラスでいうと、SUL、UL、Lの3つに分かれています。

それぞれの棲み分けは以下のような感じ。

  • SUL:軽量ジグ単を使いこなすためのフィネスモデル
  • UL:ジグ単を主軸に攻めるバーサタイルモデル
  • L:どんなリグでも1本でこなす超バーサタイルモデル

もう一歩踏み込んだ話をすると、上記の特性に合わせてティップが使い分けられているってのも大事なポイントです。

SULクラスには、荷重感度を重視した”タフテック”という柔らかめのソリッドティップが搭載されています。

流れの変化や居食いのアタリがわかりやすい、アミパターン仕様のチューニングです。

一方、ULクラスとLクラスには、”ハイレスポンスソリッド”という硬めのソリッドティップを搭載。

こっちは操作性やフッキングスピードが重視されており、竿全体の張りが強い掛け調子なテイストとなっています。

わたしが好きなアジングは、

  • よっぽどの理由がない限りはジグ単オンリーで攻める
  • 使える状況にあるなら、流れをうまく利用する

みたいなスタイル。

なので、狙いはもちろんSULクラスです。

長さは48、54、60、68の4択となるのですが、48は短すぎ、68は長すぎってことで、54と60で悩みました。

その末にS54SUL-Sを購入したというわけです。

「22ソアレSS アジング S54SUL-S」を選んだ理由

もちろん、「22ソアレSS アジング S54SUL-S」以外にもいろんなロッドを触ったわけでありまして、この1本に決めたのにはいくつかの理由があります。

まず、一番大きかったのはティップの硬さ具合がええ感じだったという点。

しなやかなんですけど、柔らかすぎない的な、なんともええ塩梅の硬さに調整されていました。

そして、ティップ以外の部分にしっかり張りがあるというのも良かったです。

竿先だけで柔らかくてティップで重さをきける感じのロッドって、個人的に大好きなんですよね~。

テイストが似たロッドでいえば、天龍の「ルナキア58」なんかが挙げられるでしょうか。

(ルナキア58の場合は、22ソアレSS S54SUL-Sよりももっとティップは柔らかいのですが。)

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逆にいうと、竿全体が柔らかいペナペナロッドは個人的に苦手です。

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他には、バットから細いブランク。これは好きな要素です。

この手のロッドは振り抜けも良いですし、見た目もスタイリッシュ。

それと、お値段がそこそこリーズナブルってのも良きです。

「22ソアレSS アジング S54SUL-S」は実売価格で1.7万円ぐらいだったので、そんなに高くはありません。

まあ、購入の決め手はこんなところでしょうか。

シマノ「22ソアレSS アジング S54SUL-S」を簡単にインプレ

先日、NEWロッド「22ソアレSS アジング S54SUL-S」をさっそく試してきました。

現時点(アジを20匹ぐらい釣った)での印象をちゃちゃっとまとめておきます。

(詳しいインプレは、もうちょっと使い込んで、気が向いたら書きます。)

長所:荷重感度とキャストフィール

まずは使ってみていいな~と感じた点。これはだいたい購入前の予想通りでしたね。

ティップが柔らかいので、重さはかなりききやすいです。

流れの向きや変化はちゃんとわかりますし、荷重変化系のアタリ(抜け・モタレ)もとれます。

荷重感度はかなり満足度が高いです。

ティップ以外の張りが強くて、”スパイラルX”や”ハイパワーX”も搭載、超細身などの好条件が重なって、振り抜けは最高。

キャスト後のブレ収束もスピーディーでGood!

キャストフィールはわたしの好みにドンピシャです。投げてて楽しいロッドといえます。

短所:反響感度

逆に、イマイチだな~と感じたのは反響感度。

ティップが柔らかい荷重感度系ロッドなので、反響感度があまり良くないってのは予想していたんですが、その予想以上に低かったです。

操作時のツンツンも、コンとかコツッみたいな反響系アタリも、響きが鈍めな印象。

リグポジに関しては重さできけるのでそこまで問題はないのですが、反響系アタリがしっかり響いてこないのはやや気になります。

以前使っていた「ソアレCI4+ S48UL-S」も反響感度がイマイチでしたし、ソアレシリーズは他社のアジングロッドと比べると反響の表現が苦手なのかもしれません。

なので、荷重系のアタリを取るのに慣れていない方にとっては、「22ソアレSS アジング S54SUL-S」は厳しいロッドになるかも…。

また、この竿の頼みの綱である荷重感度は、風が吹くとかなり殺されます。

強風が吹きやすい外海側の釣り場をホームにしている人にもあまりおすすめできないですね。

「22ソアレSS アジング」の現時点での印象まとめ

そんなわけで、今のところの印象をまとめると

  • 荷重感度とキャストフィールが好印象
  • 反響感度がネック

みたいな感じです。

実売で2万円を切るロッドとしては、そこそこの満足度なのかな~といったところ。

あくまで現時点での印象ですが、総合的な満足度でいえばオリムピックの「20コルトUX」やダイワの「20月下美人 アジング」の方が高いです。

1.7万円で「22ソアレSS アジング」を買うなら、1.2万円で「20コルトUX」や「20月下美人 アジング」を買うほうがいいんじゃないかな~と思います。

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ただ、これから使い込んでいく過程でロッドの癖なんかがわかってきて、そのうえで上手な使い方が見つかれば、評価が変わる可能性も無きにしもあらず。

もうしばらく使ってみて、気が向いたら詳しいインプレを書いてみようかな~と思っております~。

それじゃあ、今回はこのへんで!

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