予想に反する高性能ロッド「鯵道 5G」について解説&考察!

メジャークラフトが2021年に発売したNEWロッド「鯵道 5G」について解説・考察してみました。

実際に購入して確かめた使用感や他社の競合ロッドなんかの情報もあわせてまとめています。

「鯵道 5G」が気になっている方はさらっとチェックしていってください。

目次

メジャークラフト「鯵道 5G」とは?仕様をざっくり解説

まずは、「鯵道 5G」の仕様についてサラッと解説しておきます。

2万円台なのに”トレカT1100G”

最もインパクトがあるのは、ブランクス素材に”トレカT1100G”を採用している点でしょう。

”トレカT1100G”はハイエンドロッドにもよく使われている高級カーボン素材。

基本は3万円台〜ハイエンドのロッドに用いられる素材なんですが、それを2万円台のロッドに使っちゃいました!ってのが「鯵道 5G」の売り文句です。

たっぷり使っているのか?ちょこっとだけ使ってるのか?はわからないですが、魅力的であることは間違いありません。

釣具に対する好奇心が高い私のようなアングラーにとっては、十分な買う理由になっちゃうわけですw。

新製法の”R360構造”

あと、メジャクラさんが大々的にうたっているのが”R360構造”という新製法。

簡単にいえば、カーボン繊維の方向を分散させてるからネジレやツブレに強くなってますよ〜ってな感じです。

オリムピックでいうところの「G-MAPS」に近い製法でしょう。

この”R360構造”に関しても、2万円台のロッドに搭載されているテクノロジーとしてはお得感がありますね。

ガイドセッティングは?

ガイドに関しては、公式ページで

  • チタンフレーム
  • SIC-Sリング

の記載がありますが、これも全部がそうなのか?は不明です。

私は見た目で判別つくほどガイドに詳しくないので、なんとも言えません。

とりあえず、実釣面の不満は感じていないのでOK。ってところです。

グリップはIPSシート

リールシートはIPS(ダウンロック)を採用。嫌う人が少ない無難なセッティングですね。

個人的には硬い手触りのDPSシートの方が好きなんですが、まあIPSも結構好きだったりします。

とりあえず、癖がなくて握りやすいです。

「鯵道 5G」の機種ラインナップ

「鯵道 5G」は全7機種構成となっており、スペックの一覧は↓。

カテゴリ的には

  • Lパワー(4機種)
  • Mパワー(2機種)
  • Hパワー(1機種)

ってな感じに分類できます。

Lパワーの「鯵道 5G」

機種数を見てわかるとおり、軸となっているのはLパワー。ジグ単メインでアジングをする方に最適な設計です。

個人的なおすすめは「582L」と「682L」の2モデル。

ジグ単ショートロッドの定番レングスが「582L」

近〜中距離の万能ロッド的に使える「682L」

というイメージですね。(ちな、私が購入したのは「682L」。)

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Mパワーの「鯵道 5G」

Mパワーは全体が少し強めに設計されている万能型。

メーカー推奨のリグキャパは5gとなっていますが、メジャクラさんのロッドはかなり丈夫です。

まあ、8gクラスまでは快適に操作できるんじゃないかと思います。

1.5g〜のジグ単をゲームの軸にしつつ、5g前後の中距離リグとバランスよく使いたい方にはおすすめです。

フィールドでいえば、ガッツリ水深があるエリア、激流エリアと好相性。重ためのリグを使っていくことが多い場面に適しますね。

弱点としては軽量ジグヘッドの操作感が悪くなることでしょう。ここは丈夫さ・万能さとのトレードオフです。

レングスの選択肢は6.2ft、6.8ftの2種類。

ジグ単の操作感を重視したい方は「622M」

遠投リグの使いやすさを重視したい方は「682M」

という基準で選ぶと良いでしょう。

Hパワーの「鯵道 5G」

Hパワーは遠投・重量級リグ特化型です。

ヘビーなキャロやフロート、メタルジグといった重たいリグを使いたい人向けの設計。

要は、大物狙いに使ってくださいね〜って感じのセッティングというわけです。

レングスは7.2ftの1種類のみ。アジングの遠投ロッドとしては、定番の長さとなっています。

「鯵道 5G」の使用感を簡単にまとめると…

仕様や機種ラインナップは前述したとおり。ですが、気になるのは使用感だと思います。

私は発売してすぐに「682L」を購入して、春アジングで使い込んでみました。

正直、そこまで期待はしていなかったんですが、めちゃめちゃ良いロッドだったんですよ。

特に良かったのは反響感度。かなりクリアで、アタリの質まで判別できます。

あと、めっちゃ軽いってのも予想外でした。

ご存知の方も多いかもしれませんが、メジャークラフトさんは公式HPでロッドの自重を公表しません。

公表しないってことは「鯵道 5G」もぼちぼち重いんだろうな〜と思っていたんですが、そうでもなかったんですよ。

682Lで自重52gってことで、めちゃめちゃ軽い…。

ちゃんと軽いのになんで自重を公表しないんだろ?

2万円ちょいという価格にしてはかなりの高性能・ハイスペックです。

詳しいインプレは↓の記事でご確認ください。

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「鯵道 5G」と競合する他社2万円台ロッドについて

「鯵道 5G」は2万円台にしてはかなりの高性能に仕上がっていますが、他社の2万円台ロッドも優秀です。

代表的な競合ロッドは

といったところ。

どれも2021年に発売されたNEWアイテムです。

21コルト以外のロッドは購入して触りましたが、どれも価格以上に好感触でした。

「鯵道 5G」と肩を並べる存在といえるでしょう。

要検討!「鯵道 5G」と戦える高性能な1万円台ロッドについて

また、近年の1万円台ロッドは優秀なので、こちらも選択肢に入れた方が良いと思います。

かつての1万円台アジングロッドは、最低限の性能を実装した程度のものでした。2万円台のロッドとの間には、大きな性能差があったわけです。

しかしながら、2020年に発売したとある製品によってその常識がぶち壊されました。

とある製品とはもちろん

の2つです。

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この2製品は1万円台とは思えないほど出来が良くて、2万円台ロッドと比べても圧倒的な差はありません。

「鯵道 5G」をはじめとした2万円台ロッドを予算カツカツで買うぐらいなら、上記の1万円台ロッドを買うほうが良い気もします。

「鯵道 5G」は予想以上に高性能・高コスパ!

というわけで、「鯵道 5G」についての解説は以上です。

2万円台のアジングロッドの中でもトップクラスの性能を持ち、かなりコスパの良いアイテムだと思います。

私も実際に「682L」を購入しましたが、良い意味で期待を裏切られました。

アジングの醍醐味である繊細なアプローチにも十分対応してくれるので、ベテランさんも使い込める仕上がりです。

買って後悔することはないと思いますよ〜。

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