【比較表あり】アジングで使われる5種類のラインを徹底解説!おすすめラインも紹介

アジングで使うラインにはどんなものがあるの?

とりあえず最初は言われるがままにフロロを巻いたけど、次の巻き替えでは自分にドンピシャのラインを選びたい!

誰か、選び方とおすすめラインを教えてくれぃ!

本記事では、↑のような疑問・要望にバッチリお答えします。

アジングで使われる5つのラインの特徴を比較しつつ、それぞれのメリット・デメリットと使いどころをまとめてみました。おすすめのラインもピックアップしていますので、アジングのライン選びに迷ってる方は要チェックです!

 

目次

アジングで主に使われるラインは5種類(比較表あり)

アジングでは主に↓の5種類のラインが使われます。

  • エステル
  • フロロ
  • ナイロン
  • PE
  • 高比重PE

それぞれのラインの特製をざっくり表にすると↓のような感じです。

素材強さ感度比重コスパリーダー
エステル
PE
フロロカーボン不要
ナイロン不要
高比重PE

これから、上表を軸にしながら5種類のラインの特徴をわかりやすく解説してみたいと思います。ご自身がアジングをするシチュエーションと照らし合わせながら、どのラインが最適かチェックしてみて下さい。

 

アジングのライン①フロロカーボンライン

まずは、定番のフロロカーボンラインから。ライトゲーム初心者におすすめされることが多いラインです。特性は↓のとおり。

素材強さ感度比重コスパリーダー
フロロカーボン不要

 

アジングでフロロカーボンラインを使うメリット

アジングでフロロカーボンラインを使う一番のメリットは、リーダー要らずで手間がかからないという点。直線的な強度もあり、スレにも強いので仕掛けを直結して使えます。

比重があるので水になじみやすく、そこそこ伸びるので食い込みが良く、感度もボチボチです。総合力に優れたラインといえます。

 

アジングでフロロカーボンラインを使うデメリット

逆に、デメリットとしては巻きグセが付きやすいことが挙げられます。伸びがあって巻きグセが付きやすいので、テンション感度はイマイチ。抜けアタリなどの違和感系のアタリは取りにくいです…。

 

フロロカーボンラインはこんな人におすすめ

フロロカーボンラインは、これからアジングを始める方、特にルアーフィッシング自体に慣れていない方におすすめです。

リーダー要らずで仕掛けに直結できるので、とにかく手間がかかりません。肝心な釣りに集中できるのです。

それでいて、そこそこ感度も良くて、強い。性能的なバランスの良さは本記事で紹介する5種のラインの中でもピカイチです。

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アジングで使うフロロカーボンラインの選び方は?

アジングで使われるフロロカーボンラインの太さは、3ポンド(0.8号)前後が一般的です。基本的にはジグ単やスプリットといった近~中距離リグと組み合わせるので、長さは100~150mぐらいあればOKです。

 

アジングにおすすめのフロロカーボンライン

ダイワ「月下美人 TYPE-F 陽」

サンライン「ソルティメイト スモールゲームFCⅡ」

 

アジングのライン②エステル(ポリエステル)ライン

続いてはエステルラインです。圧倒的な感度性能を誇り、中上級者のジグ単アジングには欠かせない存在となっています。特性は↓の通り。

素材強さ感度比重コスパリーダー
エステル

 

アジングでエステルラインを使うメリット

エステルラインの最大の強みは”感度”です。細くて伸びが少ないので感度がビンビン!軽量ジグ単を意のままに操作でき、小さなアタリも逃さず感知できます。

水よりも比重が重く、潮なじみが良いのも特徴のひとつ。ラインテンションの調整もしやすく、抜けアタリや潮目に入ったときの重みの変化も把握しやすいです。

 

アジングでエステルラインを使うデメリット

エステルラインのデメリットは「強度」と「手間」。

細くて伸びが無いので直線的な負荷に弱く、投げ切れ・アワセ切れ等のリスクが高くなります。

また、スレにも弱いので基本的にはリーダーが必要です。慣れれば大したことはないんですが、メインライン(エステル)とショックリーダーの結束が少し面倒に感じるかもしれません。

 

エステルラインはこんな人におすすめ

エステルラインは、アジングの基本動作に慣れた方、他の釣り種でルアーフィッシングの基本を身に付けている方におすすめです。

ルアーゲームの基本動作に慣れていて、ライン同士の結束が面倒だと感じない方にとっては、超心強い味方となります。ジグ単の感度においては、右に出るものなしですからね。

ルアーフィッシング自体に慣れていない方は、ライン同士の結束作業が負担になるので、まずはフロロで慣れることをおすすめします。

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アジングで使うエステルラインの選び方は?

アジングで使われるエステルラインの太さは0.3号前後が一般的。

長さは200mぐらいあればOKです。ライトゲーム用リールに最適な200m前後の製品ばかりなので、そこまで気にしなくてもちょうど良い長さのものを選べると思います。

フリーク

ちなみに、~2gクラスのベーシックなジグ単アジングでは、強度と感度のバランスが良い0.25号が最もおすすめ。私も0.25号をメインで使っています。

 

アジングにおすすめのエステルライン

サンライン「鯵の糸 ナイトブルー」

34「ピンキー」

 

アジングのライン③PEライン(低比重)

お次はPEラインです。エギングやシーバスといったルアーゲームでは超定番のラインとなっています。特性は↓のとおり。

素材強さ感度比重コスパリーダー
PE

 

アジングでPEライン(低比重)を使うメリット

PEラインの一番のメリットは、直線的な強度に優れること。強い負荷がかかってもそうそう切れないので、良型のアジや不意の大物を相手にした時の安心感が段違いです。

ライン自体が軽くて巻きグセも付きにくいので、飛距離にも優れます。また、伸びが少ないので、アタリに対する感度が良いです。(※張ってるときだけ)

フリーク

ちなみに、アタリに対する感度が高いのは、リトリーブなどによってテンションが張っているときの話です。

ラインが水に浮くという特性上、フォール中のアタリは取りにくくなります。

 

アジングでPEライン(低比重)を使うデメリット

PEラインの主なデメリットは3つあります。

1つ目は、スレに弱いのでPEライン単体では使えないこと。リーダーが必須となり、慣れないうちはライン同士の結束がめんどいです。

2つ目は、ラインが水に浮くので、軽いリグの操作感がボヤけること。アンダー1gの超軽量ジグ単とは最悪の相性です…。

3つ目は、ラインが水に浮くうえに表面積が大きいので、風や潮の影響を受けやすいこと。強風や激流ポイントでの釣りは困難を極めます。(PEじゃなくても、困難は困難なんですけどね。)

 

PEライン(低比重)はこんな人におすすめ

というわけで、PEラインは遠投リグを使って、沖を攻略したいときに適します。ライン自体が浮くので、表層~中層は特に攻略しやすく、フロートリグとの相性は抜群です。

逆にそれ以外の用途、つまり、ジグ単やスプリットを使った近~中距離戦のアジングには適しません。

 

アジングで使うPEライン(低比重)の選び方は?

アジングでPEラインを使うなら0.3号前後をチョイスするのが一般的です。

PEラインは直線的な強度に優れるので、リーダーさえつけておけば、強度が問題になることはほぼありません。なるべく細いものを選んだ方が感度を出しやすいですよ。

 

アジングにおすすめのPEライン(低比重)

ラパラ「ラピノバ」

ラパラ ラピノヴァX マルチゲーム 150m 0.3号 (PEライン)

ティクト「アッシュ」

TICT(ティクト) ウルトラライトゲーム PE アッシュ 200m 0.15号/4lb シルバーアッシュ

 

アジングのライン④高比重PEライン

続いては高比重PEラインです。エギングやライトゲームで注目されている新世代ラインとなっています。

エステルやフロロと同じように、ライン自体が水に沈むのが一番の特長。PEの感度と強さがありながら、エステルと似たダイレクトな操作感を得られるとあり、人気が高まっています。

高比重PEラインの特性は↓のとおり。

素材強さ感度比重コスパリーダー
高比重PE

 

アジングで高比重PEラインを使うメリット

まず、通常のPEライン(低比重)と共通するメリットは↓のとおり。

  • 直線的な強度に優れる
  • 飛距離が出しやすい
  • 伸びが少なく、アタリ感度に優れる

それに加えて、ラインがリグと一緒に沈むので、ダイレクトな操作感を得られ、リグの重み、潮の重みを手元で感じやすいこと。水深があるポイントや流れが強いポイントでも操作しやすいことが挙げられます。

 

アジングで高比重PEラインを使うデメリット

通常のPEライン(低比重)と共通するデメリットは↓のとおり。

  • リーダーが必須で結束の手間がかかる
  • 風や潮の影響を受けやすい(※ラインが沈むぶん、風の影響はやや受けにくい)

高比重PEライン特有のデメリットは2つ。

ひとつは、スレによるラインブレイクの危険性が高いってこと。ラインが沈むぶん根でスレしやすく、磯場などの根が荒いポイントではラインブレイクの危険性が高まります

もうひとつは、ラインが沈むうえに表面積が大きいので、流れの影響を受けやすいこと。流れの強いポイントで1gクラスの軽量ジグ単を使うのには適しません。

 

高比重PEラインはこんな人におすすめ!

高比重PEラインは、重ためのジグ単(2g~)で大物を獲りたいたいときにピッタリです。水なじみがいいので、流れが速いポイントや水深のあるポイントの攻略も得意としますからね。

ジグ単だけでなく、シンキングタイプのプラグやメタルジグを使ったゲームにもおすすめです。

 

アジングで使う高比重PEラインの選び方は?

アジングで使う高比重ラインの太さは0.3号前後が一般的です。

通常のPEと同じく、強度は十分すぎるほどにあるので、風や潮の影響を受けにくい細めのものを選びましょう。メリットを最大限に享受しつつ、デメリットを低減できます。

 

アジングにおすすめの高比重PEライン

ティクト「ライム」

PEライン ティクト ライム 150m

よつあみ「オードラゴン WX4F-1」

 

アジングのライン⑤ナイロンライン

続いてはナイロンライン。エサ釣りにもルアー釣りにも広く用いられるラインです。特性は↓のとおり。

素材強さ感度比重コスパリーダー
ナイロン不要

個人的にはアジングにナイロンライン不要と思っているんですが、一応サクッと特徴を紹介しておきます。

 

アジングでナイロンラインを使うメリット

まずはメリットです。

よく伸びるので食い込みが良く、ブチっと切れにくい点がひとつ。リーダー要らずで使えるので、手間が少ないってのも利点となります。

 

アジングでナイロンラインを使うデメリット

デメリットとしては、伸びすぎるので感度が悪いってこと。アジングでは、これが致命傷になります。だから、ナイロンをおすすめしないってわけです。

 

アジングにナイロンラインは適さない!?

前述した通り、アジングでナイロンラインを使うのは基本的にはおすすめしません。よく伸びるから食い込みは良んですが、伸びすぎます。

リーダー要らずというメリットはありますが、それならもう少し伸びが少なくて感度が良いフロロカーボンラインの方がおすすめです。わざわざナイロンを使う理由はないかな~と思っております。

 

もし、使うなら太さはどれぐらい?

基本的にはおすすめしないんですが、どうしてもナイロンを使いたい方は太さ0.8号前後ぐらいが一般的です。

月下美人のナイロンラインは、低伸度設計となっており、通常のナイロンラインよりは感度も良いと評判です。ひょっとしてコイツなら使い物になるかもしれません。

 

アジングで使うショックリーダーについて

アジングで使われる一部のライン(エステル、PE系)はスレに弱いので、メインラインの先端にショックリーダー(フロロカーボン)を結束する必要があります。

ついでなので、リーダーの選び方・結び方、おすすめアイテムもサクッと紹介しておきますね。

 

アジング用リーダーの選び方、太さはどれぐらい?

アジングで使われるリーダーは1号前後のフロロカーボンラインが定番です。

私の場合、

  • 豆アジ~25cmぐらい→0.8号
  • 25cm超のアジが乱舞→1.0号

といった感じで使い分けています。

まあ、ショアからのアジングで釣れるアジはほぼ前者です。1号の出番はそんなにありません。

けども、デカアジ鬼爆釣というレアで夢のような状況に備えるために、念のため1号も携帯してるって感じですね。

 

アジングにおすすめの結び方は「トリプルエイトノット」

続いては、メインラインとリーダーの結束方法。アジングでは結束にそこまでの強度が要らないので、結び方は簡単です。

おすすめは「トリプルエイトノット」。結び方は↓のとおり。

出典:シーガー

慣れれば1分もかからずに結べるようになりますよ。

フリーク

ちなみに、トリプルエイトノットすらもめんどいって方は、3回ねじるところを1回で済ませる普通のエイトノットでもOK。

想定外の大物がかかると切られる可能性大ですが、普通のアジングに必要な強度は担保できます。

 

アジング用ショックリーダーの選び方&おすすめアイテム

リーダーは太ささえ間違えなければ、製品によって大きな差がでることはありません。好きなメーカーのものを適当に選んでおけばOKです。

私が良く使っているリーダーは↓。

 

34「ジョイントライン」

メジャークラフト「弾丸フロロショックリーダー」

 

自分にピッタリのラインを選んでアジングを楽しもう!

というわけで、アジングで使われる5種類のライン紹介は以上です。最後にこの記事の要点をギュッとまとめておきます。

  • アジング(釣り)初心者にはフロロ
  • 中級者以上のジグ単用にはエステル
  • 重ためジグ単やメタルジグ等でデカアジを狙うなら高比重PE
  • 遠投リグにはPEライン(低比重)

とりあえず、↑だけ押さえておけばOKです!後は、自分が好きなメーカーがビビッときたアイテムを選ぶのみ。

お気に入りのラインを見つけて、もっと戦略性の高いアジングをお楽しみください。

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