
アジングロッドっていろんな硬さがあけど、どれがいいんだろ?
ULとかLとか言われてもサッパリわからないんだが…。
ワイに合うロッドの硬さはどれなんだ?誰かおしえてくれ。
↑のような疑問にお答えします。
本記事では、アジングロッドの硬さ選びについて徹底解説してみました。
ただですね、先に言っておきますが、ぶっちゃけアジングロッドの硬さってそんなに重要じゃありません。
むしろ、硬さにとらわれすぎるとロッド選びに失敗する可能性が上がります。
本文では、そのあたりの理由もわかりやすく解説していますので、アジングロッドの硬さ選びに迷っている方はご一読ください。
そもそもアジングロッドの”硬さ”とは?

まずは「そもそも、アジングロッドの硬さってなに?」って話をしておきます。
アジングロッドの硬さは、パワークラスという意味で捉えられていることが多いです。
つまりは、UL(ウルトラライト)とか、ML(ミディアムライト)とか、製品のスペック表記にでてくるアルファベットのことですね。
- 572UL-HS(ULが硬さ=パワークラス)
- 64L-S(Lが硬さ=パワークラス)
俗に言うロッドの”硬さ”(パワークラス)は、”強さ”だと言い換えることもできます。
ロッドを曲げた感触、振った感触など、単純な”硬さ”という意味を指すこともありますが、だいたいはこのパワークラスのことを意味します。
文脈によっては「硬さ=竿調子」という意味で使われることもあるのですが、そこをごっちゃにしだすと話がややこしくなる…。
ということで、本記事では使われる”硬さ”は”パワークラス=強さ”という意味です。
これを念頭に読み進めていただければと思います。
アジングロッドの硬さ表記の種類
じゃあ、アジングロッドにはどんな硬さ(=パワークラス)があるのか?って話ですが、代表的なのが↓の4種類。
- UL(ウルトラライト)
- L(ライト)
- ML(ミディアムライト)
- M(ミディアム)
製品によってはULよりも柔らかいパワークラスがあったり、Mよりも硬いモデルがあったりしますが、だいたいは上記の4種類が主となります。
アジングロッドの硬さによって変わるコト
アジングロッドの硬さによって変わる項目は、主に↓の2つです。
- キャストできるリグの重さ
- ファイト時のパワー
硬くなれば(=パワークラスが上がれば)、より重いものを投げられるようになりますし、ファイトも楽になります。
ただ、強ければそれでいいという単純な話でもありません。
硬い(=強い)ロッドを選べば、重いリグを扱える代わりに、軽いリグの使い心地が悪くなります。
それに、ファイトが味気なくなってしまうってのも残念です。
自分に合う硬さのロッドを選べないと、アジング中のストレスが増してしまいます。
この点には注意が必要です。
”硬さ(パワー表記)”別にアジングロッドの特徴をまとめると…?

ここからは、アジングロッドにおけるそれぞれの硬さの特徴をざっと解説していきます。
アジングロッドの硬さ①〜ULクラス
まずはUL以下の硬さからです。
アジングロッドのなかで(というか、ルアーロッドのなかで)、もっとも柔らかくて非力なパワークラスとなっています。
ジグ単に特化したモデルがほとんどで、軽いルアーをスローに繊細に操作するのが得意です。
アジングの基本となるジグ単との相性が抜群なので、いろいろある硬さのなかでも人気度は高め。
アジング好きならたいてい1本は所有しているパワークラスです。
アジングロッドの硬さ②Lクラス
Lクラスは、多彩なリグを使える万能な硬さです。
ジグ単はもちろん、スプリットやフロートなどの遠投仕掛けも背負える強さがあり、1本で何でもできちゃうロッドが多いパワークラスとなっています。
初心者の入門用ロッドや、初場所にロッド1本だけを持ち込む際には、Lクラスがよく選ばれますね。
アジングロッドの硬さ③ML〜クラス
MLよりも上の硬さは、基本的に遠投特化型のものがほとんど。
ジグ単用のロッドが別にあって、サブタックルとしてML以上の遠投ロッドがある的な、ロッド複数本体制でアジングをする方から好まれます。
操作にクセがある遠投リグをメインに使うことになるので、どちらかといえば上級者向けの硬さといえるかもしれません。
アジングロッドにおけるおすすめの硬さは?

このあと詳しく解説しますが、アジングロッドを硬さでくくって語るのは正直ナンセンス。
なんですが、無理やりおすすめの硬さを挙げるならUL以下のパワークラスですね。
わたくし的に、アジングの醍醐味はジグ単を使っての接近戦だと思っています。
そんなジグ単の釣りに特化し、スリリングなゲームを楽しませてくれるのがUL以下の近距離特化ロッド。
軽いルアーしか使えないので遠投はできませんが、ジグ単使用時の感度と操作性は最強です。
アジングロッドの硬さはアテにならないので要注意

ここまでアジングロッドの硬さについて一丁前に語ってきましたが、ぶっちゃけ硬さってあまりアテにならない指標なのですよ。
もちろん硬さ(パワークラス)ってのはひとつの目安にはなるんですが、それを頼りにロッドを選ぶのはおすすめしません。
理由は2つほどあります。
理由①メーカーごとに基準が違う
まず、一番大きな理由として挙げられるのが、メーカーによって硬さ(パワークラス)の規格がかなり違うこと。
同じULクラスであっても、オリムピック社とがまかつ社ではパワー感(強さ)が変わってくるよ〜って話です。
硬さ表記だけでロッドを選ぶと、そこそこの確率で「こんなはずじゃなかった…」案件になりますので、ご注意を。
釣具屋の店員さんが「ULのロッドはどうのこうの…」みたいな説明をしているシーンをたまに見かけますが、わたしからすると

それって、どこのメーカー基準で言ってるん?
とツッコミたくなります。(実際にそんなKYなツッコミは入れませんけども…。)
とにかく、硬さの表記ってのはメーカーによって基準が違うから、あんまりアテにしちゃいけないってことを覚えておいてください。
理由②アジングロッドの使用感は竿調子でめちゃ変わる
2つめの理由は、同じ硬さ(パワークラス)のアジングロッドでも、竿調子次第でだいぶ使用感が変わることです。
アジングロッドを含むルアーロッドには竿調子という概念がありまして、一般的には
- ファーストテーパー(先調子)
- スローテーパー(胴調子)
といった呼び方で区別されます。
竿調子というのは、一定の負荷がかかったときに、竿のどの部分がどの程度曲がるか?を表す指標です。
例えばAとBというロッドがあったとして、〇〇gの負荷がかかったときにそれぞれが↓のように曲がるとします。

この場合、
- 竿先だけが曲がっているAは先調子(ファーストテーパー)
- 竿の根本からグイッと曲がっているBは胴調子(スローテーパー)
ってことになります。
同じULというパワークラスであっても、竿調子が違えば使用感がずいぶん変わるんです。
実際、アジングに詳しい人ほど、硬さ(パワークラス)よりも竿調子を気にかけてロッドを選びます。
彼らは、硬さ(パワークラス)という指標があまりアテにならないことを知っていますから。
硬さ(パワークラス)にこだわりすぎると危険ですわよ
まあそんなわけで、アジングロッドを選ぶ時に硬さ(パワークラス)にこだわりすぎるのはやめておきましょう。
ほんの参考程度にしかならないということを肝に銘じておくべきです。
ロッドメーカーのなかには、あえて硬さ(パワークラス)の表記をしないところさえあります。
34やヤマガブランクスなんかが良い例ですね。
「硬さ(パワークラス)の表記なんかどうせアテにならんし、わざわざ付けんでよかろ。」という考えなのでしょう。
この考えは、わたしも大いに納得できます。
アジングロッド選びで”硬さ”よりも重視すべき点は?

さて、ここまで読み進めてくださった方には、アジングロッドの硬さ(パワークラス)表記がアテにならないことを何となく理解していただけてると思います。
そうなってくると、次なる疑問は

硬さ(パワークラス)がアテにならんなら、何をチェックすればいいのさ?
って話ですよね。
そんなわけでここからは、アジングロッドで硬さ(パワークラス)よりも注意して見るべきポイントを紹介していきます。
まずルアー対応重量を見よう

アジングロッドの強さを最もわかりやすく表してくれるのがルアー対応重量。
そのロッドでどれぐらいの重さのルアーを投げて、操作できるか?という指標です。
ルアー対応重量を見れば、そのロッドをどんな役割で使って欲しいのかが見えてきます。
例えば、「ルアー対応重量:0.3〜2g」のようなロッドなら、ジグ単に特化させた弱い(繊細な)ロッドなんだなってことがわかりますね。
他には、「ルアー対応重量:0.5〜8g」のようなロッドなら、ジグ単だけでなくキャロなどの遠投リグもカバーできるな〜って具合です。
いわばルアー対応重量というのは、そのロッドの強さが数値化されたもの。硬さ(パワークラス)表記なんかよりもよっぽど信頼できます。
ただ、このルアー対応重量というのは、そのロッドで”快適に”使える仕掛けの重さという意味です。
”快適に”の基準がメーカーごとに違うので、過信は禁物。
破損防止のために重量上限が控えめになっていたり、万能さをアピールするために重量下限がおかしかったり、なんてことはザラですから。
ルアー対応重量はメーカーの(商売的)思惑込みの数値だということも、頭の片隅で理解しておきましょう。
できることなら竿調子も確認しよう

次にチェックすべきは竿調子。
これは実際に店舗に行って、自分の手で触ってみるのがベストです。
曲げたり振ったりしてみて、硬すぎないか?柔らかすぎないか?を確認しましょう。(もちろん店員さんの許可はとってくださいね。)
実店舗に在庫がないロッドをネットで買う場合は、インプレ記事をいくつか覗いてみると良いです。
執筆者の主観は多く含まれますが、なんとなくの使用感がわかりますので。
まあこんな偉そうなことを言ってますが、わたし自身は最近もこの竿調子で失敗しとります。
実機も触らず、インプレなんかも読まずに買ったロッドが、思ってたのとぜんぜん違って、心(と財布)に多少のダメージを負いましたw。
みなさんはこのような失敗がなきよう、ご注意ください。
ちなみに、「思ってたんと違う〜…!!」の詳細はコチラ↓です。

アジングロッドは”硬さ”ではなく”役割”で分類しよう

上記のような理由があり、わたしはアジングロッドの硬さ(パワークラス)による分類をあまり信用していません。
硬さではなく、長さやルアー対応重量によって役割を分類する方がわかりやすいんじゃないかと考えています。
その役割による分類ってのがコチラ↓です。
タイプ | 長さ | ルアー対応重量 | 得意とする仕掛け |
---|---|---|---|
近距離特化型 | ~6ft | ~3g | ジグ単 |
近~中距離万能型 | 6.3ft前後 | ~5g | ジグ単 スプリット ライトキャロ ライトフロート |
近~遠距離万能型 | 6.9ft前後 | ~8g | ジグ単 スプリット キャロ フロート |
遠距離特化型 | 7ft~ | ~20g | キャロ フロート |
詳細は別の記事で解説しているのでここでは割愛しますが、上表を見るだけでなんとなく言いたいことはわかると思います。

てなわけでここからは、それぞれの役割(タイプ)について簡単に解説しつつ、おすすめのロッドをざざっとまとめていきます。
本記事を覗いてくださった方がどれぐらいの価格帯のロッドをお探しかわからないので
- 入門クラス(実売1万円台)
- 中級クラス(実売2〜3万円台)
- ハイエンドクラス(実売4万円台〜)
から各1本ずつおすすめロッドを選出してみました。
よかったらロッド選びの参考にしてみてください。
近距離特化タイプ

まずは近距離特化型タイプからです。スペックの目安は↓のとおり。
長さ | ルアー対応重量 | 得意とする仕掛け |
---|---|---|
~6ft | ~3g | ジグ単 |
ジグ単を使ったフィネスな接近戦を得意とするタイプです。
サーチできる範囲は狭いですが、手返しは抜群。
パターンを見つけて連発させる快感を味わえるのが、近距離特化タイプの魅力となっています。
近距離特化のおすすめ入門ロッド

全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.70m | 57g | 0-3g | 2本 |

近距離特化のおすすめ中級ロッド
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.72m | 52g | MAX2g | 2本 |

近距離特化のおすすめハイエンドロッド
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.63m | 32g | 0.1~2g | 2本 |

近〜中距離万能タイプ

続いては近〜中距離万能タイプ。スペックの目安は↓のとおりです。
長さ | ルアー対応重量 | 得意とする仕掛け |
---|---|---|
6.3ft前後 | ~5g | ジグ単 スプリット ライトフロート ライトキャロ |
メイン使いするのはジグ単だけど、場合によってはちょい沖もサーチしたいかな〜ってスタイルと好相性。
3〜5gクラスの分離シンカー(ウキ)仕掛けを扱える強さと長さを備えるロッドたちです。
近〜中距離タイプのおすすめ入門ロッド

全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.86m | 60g | 0.3-4g | 2本 |

近〜中距離タイプのおすすめ中級ロッド
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
6ft8in | – | 0.2-3g | 2本 |

近〜中距離タイプのおすすめハイエンドロッド
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.88m | 45g | 0.1~3g | 2本 |

全距離万能タイプ

お次は全距離万能タイプ。スペックの目安はコチラ↓です。
長さ | ルアー対応重量 | 得意とする仕掛け |
---|---|---|
6.9ft前後 | ~8g | ジグ単 スプリット キャロ フロート |
ジグ単から遠投まで、ロッド1本でできちゃう万能さが魅力。
なんですけど、裏を返せばすべてが中途半端ともいえます…。
便利っちゃ便利なんですが、個人的にはあまり買いたいとは思わないタイプです。
全距離タイプのおすすめ入門ロッド

全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
2.03m | 63g | 0.5-8g | 2本 |

全距離タイプのおすすめ中級ロッド
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
2.08m | 74g | 0.6-12g | 2本 |
全距離タイプのおすすめハイエンドロッド
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
2.03m | 61g | 0.4-8g | 2本 |
遠距離特化タイプ

最後は遠距離特化タイプ。スペックの目安はコチラ↓です。
長さ | ルアー対応重量 | 得意とする仕掛け |
---|---|---|
7ft~ | ~20g | フロート キャロ |
キャロやフロートなどの遠投リグをぶっ飛ばせる強さが持ち味です。
メーカーのスペック表ではルアー重量1g〜ってなことになっていますが、ジグ単の使用感はすごぶる悪い…。
ジグ単は使えないものと思っておいたほうが良いでしょう。
遠距離特化のおすすめ入門ロッド

全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
2.34m | 81g | 2-15g | 2本 |

遠距離特化のおすすめ中級ロッド
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
2.34m | 66g | 0.7-16g | 2本 |
遠距離特化のおすすめハイエンドロッド
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
2.32m | 67g | 1-25g | 2本 |
アジングロッドの”硬さ”表記に翻弄されないで!

というわけで、アジングロッドの”硬さ”に関しての解説は以上となります。
とりあえず言いたいことは、UL・L・ML・Mみたいな硬さ(パワークラス)表記はほんの目安程度にしかなりませんよってことです。
メーカーごとに基準はバラバラですし、そもそも硬さ表記がない製品もあります。
アジングロッドを選ぶ際はもっと別のこと(長さ、ルアー重量、竿調子など)を気にしたほうが良きです。
本記事の内容も参考にしつつ、”硬さ(パワークラス)”表記にまどわされずに自身にピッタリのアジングロッドを探してみてください。
この記事で紹介したおすすめロッドまとめ
入門クラス




中級クラス
ハイエンドクラス
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