個性派ファット|クリアブルー「エビフライ」を解説&インプレ!

クリアブルーの個性派ワーム「エビフライ」を徹底解説&インプレしていきます。

正直、長所も短所も極端なワームなので、誰にでもおすすめできるヤツじゃありません。

そのぶん、強みを活かせるシチュエーションではとことん便利!そんなワームとなっています。

目次

クリアブルー「エビフライ」の長所をインプレ

てことで、クリアブルー「エビフライ」の長所からインプレしていきます。

ファットボディーの存在感

「エビフライ」の1番の特徴はファットボディー。とにかくボディーが太くて、存在感に溢れます。

体積が大きいぶん水中でよく目立ち、高いアピール力を発揮。

1.5インチというショートサイズながらも、抜群の集魚力を持つワームとなっています。

「エビフライ」のファットボディーには、集魚力以外のメリットも多数存在。

その点についても深掘りしていきます。

よく飛ぶ

ボディーの体積が大きい「エビフライ」はワーム自体の質量も重いです。

スリム系のワームと比べて飛距離が出しやすいというのも強み。

〜0.6gぐらいの軽量ジグヘッドを合わせても、ある程度広範囲を探れるってのはかなりありがたいですね。

1g超のジグヘッド使用時にはそこまで飛距離の差は感じないものの、ジグヘッド本体の重量が軽くなればなるほど、「エビフライ」の重量が活きてきます。

アンダー1gのジグヘッドを軸にゲームを組み立てるフィネス派アジンガーにとっては、強力な武器になるでしょう。

流れに乗せやすい

流れに乗せやすいというのも、ファットボディーワーム「エビフライ」の利点です。

ボディーが太いと、流れがあたる面積も広くなりますからね。

他のワームと比べると明らかに潮噛みが良く、弱い流れにも乗せやすいです。

流れを使うアプローチ(ドリフト釣法)を覚えると、アジの着き場の絞り込みがスムーズになります。

ゆるい流れにも乗ってくれる「エビフライ」は、ドリフトの練習用ワームにもピッタリです。

引き抵抗を感じやすい

ボディーが太くて潮噛みが良いと、ワームの引き抵抗も感じやすくなります。

強風時のリグポジション把握が楽になり、流れのヨレもわかりやすくなるってのも良いところです。

アジの着き場やパターンの特定がはかどり、サーチの効率が良くなります。

テールの水押しによる誘いも有効

「エビフライ」はリブ付きのフラットテール仕様。テールの水押しも強く、波動によるアピールも得意とします。

ラインを叩くようなシェイクを数回入れて静止させるパターンにバイトが集中することも少なくありません。

アジが小魚を追っているときなんかは、こういった強めのアプローチが特に有効。

アミパターンだけでなく、ベイトパターンに合う引き出しがあるってのも「エビフライ」の素敵ポイントですね。

クリアブルー「エビフライ」の短所をインプレ

さて、「エビフライ」は極端なファット系となっていますので、太っちょワームのデメリットが色濃く出てしまいます。

その辺についてもサクッとお伝えしておきますね。

低活性には強くない

まず、低活性には強くないってことを覚えておきましょう。

活性の低いアジはボリューム感のあるワームを嫌うと言われていますし、実際にアジングをしていてもそう感じます。

なので、「エビフライ」使用時は

「エビフライ」には反応しないけど、他のワームには反応する個体がいるかも…

というアタマでゲームを組み立てるのがおすすめです。

特に、光量や地形、流れの変化がある実績ポイントで、明らかにアジがついていそうなのに反応しないってときは要注意。

「エビフライ」に反応が無いからアジがいないと判断するのではなく、ボリュームを抑えたワームにローテした後にポイントを見切った方がいいです。

そうすると、低活性アジの取りこぼしが減ります。

ローテする低ボリュームワーム候補としては、クリアブルーなら「アジール」が適任。

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他には、34の「プランクトン」もGoodです!

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フックのふところを潰しちゃう

ボディーが太いぶん、フックのふところを潰しちゃうってのも短所ですね。

ゲイブ幅が狭い豆アジ系ジグヘッドと合わせると、隠れて欲しくない部分までフックが隠れちゃいます。

つまりは、フッキング率を下げる恐れがあるってことです。

はいはい、じゃあ豆アジ用には使えんてことね。りょ。

って思うかもですが、これはちょっと待ったなのですよ。

好奇心旺盛な豆アジには、ファット系ワームが意外とよく効きます。

なので、フックのふところを潰す問題の対策を覚えておきましょう。実例を2つほど挙げておきますね。

まずはフックの刺し方を変えるパターン。

普通はボディーの中心を狙って刺すのですが、それだとフトコロが潰れてしまいます。

エビフライ feat.アジマメマイクロジグヘッド
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フトコロを潰さないためには、あえてボディーの中心を外して薄く刺してあげればOKです。

ちょっとわかりにくいですが、フックが多めに出ています。

針穴部分がもろく、ワームのもちは悪くなりますが、フッキング率は改善します。

もうひとつのパターンはアシストフックを使うこと。

これだと通常通りの刺し方でも高いフッキング率を担保できます。

アシストフックはがまかつの「鬼爪」がおすすめ。

これを付けるだけでフッキング率が爆上がりします。(はっきり言ってチートw)

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バイトを弾きやすい

バイトを弾きやすいってのもファット系ワームの宿命ですね。

特に「エビフライ」の場合、ほぼノンリブのファットボディーなもんで、そうそう折れ曲がりません。

簡単にいえばワームが硬いのですよね。

アジがバイトしてくる方向が悪いと、ワームがバイトを弾いちゃいます。

例えば、同じファット系ワームでも、34の「タープル」は深めのスリット(切り込み)が入っています。

上がエビフライ、下がタープル

アジが吸い込んだときにワームが折れ曲がるので、ファット系ワームのなかではバイトを弾きづらいのです。

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「エビフライ」のボディーにも一応はリブ(というかディンプル?)は入っているんですが、気持ち程度のもの。

アジが吸い込んだ時にスムーズに曲がる柔らかさはありません。

太くて目立つ一方で、バイトは嫌いやすくなるってことも頭に入れておいた方がいいです。

クリアブルー「エビフライ」のおすすめ活用法

「エビフライ」の長所や短所はだいたいご理解いただけたと思います。

てことで、ここからはおすすめの使いどころを紹介していきます〜。

軽量ジグヘッドとの組み合わせ

一番おすすめの使い方は、アンダー1gクラスの超軽量ジグヘッドとのコンビです。

「エビフライ」は超軽量ジグヘッドの短所を補い、長所を伸ばしてくれます。

補える短所としては、まず飛距離です。ワーム自体が重いので、よく飛んでくれます。

次に存在感。シェイクを入れたときのリグポジションがわかりやすく、潮の重みも感じやすいです。

伸ばせる長所はドリフト力。前進・沈下速度が遅く、流れに同調させやすい超軽量ジグヘッドに「エビフライ」を合わせれば鬼に金棒です。

ゆる~い流れもしっかり捕まえてくれます。

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マズメの高活性アジングにも

あとは、マズメどきにも有効です。

よく飛ぶから広範囲を探れますし、アピール力も十分。

エサらしきものを見つけたら盛んにアタックしてくる、マズメの高活性アジを釣るのにはちょうど良いです。

クリアブルー「エビフライ」のおすすめカラー3選

「エビフライ」の個人的おすすめカラーも3つほど紹介しておきますね。

おすすめカラー①クレイジーグロー

クリアブルーのワームを買うなら外せないクレイジー系カラー。

蓄光させると狂ったように光りまくってアピールしてくれます。

とにかくワームを見つけさせたいとき、水の濁りがヤバイときに便利です。

おすすめカラー②アミ

個人的に厚い信頼を寄せているTHE・万能カラー。

シルエットの目立ち具合がちょうど良いのですよ。

グロー材入りなので、蓄光してアピール力を強化できるのも良き。

おすすめカラー③ケイムラホロスター

クリアボディー×ケイムラ×点発光の便利カラー。

  • 陽のあるデイやマズメではきっちりアピール
  • 陽のないナイトではローアピールのナチュラル系

って感じの二刀流で運用するのがおすすめです。

極端ファットが持ち味の「エビフライ」

というわけで、「エビフライ」の解説&インプレは以上です。

ぶっちぎりのファット系ワームということで、強みも弱みも極端。

これ1本のカラーローテだけで押し切れるような万能ワームではないんですが、ハマるシチュエーションで投入できれば武器になります。

おすすめの運用法は超軽量ジグヘッドと合わせての”ゆる潮ドリフト”。

弱い流れを使いながらの港湾アジングを楽しみたい方にはマッチすると思いますよ~。

ぜひ、使ってみてください。

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