
アジング界を騒がせている「20コルトUX」って本当に高性能なの?
使ってる人いたら教えて〜!
↑のような疑問にお答えします。
入門ロッドの常識を完全に覆し、すでに私の中で”歴史的なアジングロッド”にカテゴライズされている「20コルトUX」を詳しくインプレしていきます。
先に言っときますが、1万円台前半でこの性能はおかしい!私が競合他社ならガチギレしそうな価格破壊ロッドです。
長所だけでなく、イマイチなところも含めて印象を熱弁してみましたので、購入を検討されている方はお役立てください。

オリムピック「20コルトUX」とは?

この記事でインプレしていく「20コルトUX」はオリムピックから発売されている入門用アジングロッドです。
オリムさんが満を持して低価格帯にぶっ込んだ超絶高コスパ製品で、1万円台のスタンダードを塗り替える意味あるロッドシリーズになっていると思います。
そんな「20コルトUX」のラインナップは↓のとおり。
機種 | 全長(m) | 自重(g) | ルアー重量(g) |
---|---|---|---|
482UL-HS【NEW】 | 1.42 | 未定 | 0-1.8 |
542UL-S【NEW】 | 1.62 | 未定 | 0.3-3 |
572UL-HS | 1.70 | 57 | 0-3 |
612L-HS | 1.86 | 60 | 0.3-4 |
642L-HS | 1.93 | 62 | 0.5-5 |
6102L-HS | 2.08 | 65 | 0.5-8 |
742L-T | 2.24 | 75 | 0.8-10 |
2021年に「482UL-HS」「542UL-S」が登場予定となっており、こちらも注目です。
細かい仕様については、話し出すと長くなるので別記事(↓)にまとめています。

「20コルトUX 612L-HS」を購入!スペックを簡単に紹介


ちなみに私が購入したのは「612L-HS」。ちょい長めのショートロッドってぐらいの機種です。
本当は572UL-HSが欲しかったのですが、買おうと思った時にはどこを探してもありませんでした…。
ってことで、第2候補の「612L-HS」てことになった次第です。
スペックは↓のとおり。
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.86m | 60g | 0.3-4g | 2本 |
長さは6.1ft
「612L-HS」の全長は6.1ft(1.86m)。ちょい長いショートロッドって感じですね。
片手でも両手でも投げやすく、アクションのストロークも稼げて、ファイトでもタメが効きます。
1〜1.5gぐらいのジグ単と相性が良いレングスです。
自重は60g
6ftちょいで60gという自重は1万円台のロッドの中では間違いなくトップクラス。
一昔前のハイエンドと変わらんぐらいの軽さです。この価格帯のロッドとしては文句のつけようがないぐらい軽量化されています。
対応リグウエイトは0.3~4g
対応リグウエイトは0.3〜4gとなっており、ジグ単とスプリット、超小型のプラグ・メタルジグが視野に入ります。
近〜中距離を丁寧に探れるので、ナイトゲームのスローな展開との相性も上々です。
「20コルトUX 612L-HS」のファーストインプレッション

さて、ここからがインプレです。第一印象からいきましょ〜。
結構柔らかい
「20コルトUX」を触ってみて、まず驚いたのがロッドの柔らかさ。オリムピック製なので、パリッと張りがあるロッドを勝手に想像していました。
しかし、「20コルトUX 612L-HS」は予想に反して、ティップ〜ベリーにかけてかなり柔らかい仕上がりです。
アジング初心者さん向けに調子を整えた形でしょう。
スペック的には「XF(エクストラファースト)」なんですが、しっかりめに曲がり込みます。
オリムさんっぽい竿袋

竿袋はお馴染みの雰囲気です。差し色は青がチョイスされています。
低価格帯のロッドは竿袋が付属しないことも多いので、ありがたい限りです。
やっぱり見た目は少しチープかな…
ロッドのデザインについては、お値段なりのチープさがあるな〜ってのが正直な感想です。
上位機の「ヌーボコルトプロトタイプ」や「18コルト」の洗練された感じは鳴りを潜めてますね。

ただ、1万円台のロッドにしては高級感はあるんじゃないでしょうか。
「20コルトUX」のデザインは嫌いじゃないですけど、「ヌーボコルトプロトタイプ」のような美しさは感じません。

オリムピック「20コルトUX 612L-HS」の実釣インプレ

まあ、アジングロッドで大事なのは見た目よりも性能!ってことで、ここからは実釣インプレをお届けしていきます。
釣り場で使い込んでみて感じたことを詳しくまとめてみました。
論点がゴチャゴチャするといけないので、
- リール装着時のバランス
- キャストフィール・飛距離
- 操作感
- アタリ感度
- フッキング
- ファイト
の6項目に分けています。
インプレ①リール装着時のバランス
まずはリールをつけた時のバランスをチェックしてみます。
軽めのリール「20ルビアス FC LT2000S(カタログ自重150g)」を装着すると、↓のあたりでバランスが取れます。

微妙に先重りするかな〜というバランスです。
やや重ためのリール「18レガリス LT2000S(カタログ自重190g)」をつけると↓。

重心がちょびっと後ろにズレましたね。
オリムピックのロッドなんで心配はしていませんでしたが、しっかり手元付近でバランス取れてます。
「もうちょい後ろでバランスが取れたら…」とは思いますが、ロッドの持ち方でバランスを微調整すればモーマンタイ。
釣行中の持ち軽さはいい感じです。


インプレ②キャストフィール・飛距離
続いてはキャストフィールと飛距離について。
投げやすいのは1g〜のジグヘッドです。アンダー1gクラスのジグヘッドも問題なく投げられますが、ウエイトの乗りを感じながら気持ちよく飛ばせるってレベルじゃありません。
加えて、やっぱり上位機のヌーボコルトプロトタイプと比べると振り抜けはイマイチです。
とはいえ、アジングに必要な飛距離はちゃんと出ますし、不便をすることはありません。
キャストフィールは上位機に劣りますが、実釣に必要なキャスト性能はキッチリ備わっています。
インプレ③操作感
お次はリグの操作感です。
最も使いやすいのは1〜2gのジグ単でしょうね。ティップが柔らかいぶん、少〜しだけリグの重さに負けてる感じはあるものの、操作感は快適。
リフト幅を抑えた水平移動も、機敏なダートもなんでもいけちゃいます。1〜1.5gのジグ単を使った基本的なアジングを覚えるには持ってこいです。
アンダー1gのジグ単については、シェイクを入れた時の感覚はハッキリしています。0.5gクラスでも問題なく操作可能です。
実際、エントリークラスのロッドで0.5gクラスのリグをちゃんと使えるヤツってそれほど多くありません。
その繊細さを1万円ちょいのロッドに実装してくるなんて、オリムさん流石すぎです。
ただ、カーブフォール中に0.5gの重さをしっかり感じる能力までは備わってない印象。
重さを察知する能力が高い「宵姫 天54」や「ルナキア582」を使い慣れているぶん、荷重感度については少し甘さを感じます。
まあ、「20コルトUX」の荷重感度の甘さがなくなってしまえば、ハイエンドロッドとの差がなくなっちゃいますからね。
なんにせよ、総合的な操作感度は1万円台としては別格の性能を持っています。
ちょっと出来が悪い2万円台・3万円台ロッドを買うぐらいなら、断然「20コルトUX」を買う方が幸せになれますね。
インプレ④アタリ感度
次はアタリ感度について。
ティップが柔らかいこともあり、ヌルッとした感触のアタリが多いです。実はこれが「20コルトUX」すごいところでもあります。
食い気がないアジ特有の違和感系アタリを取れるってことですからね。
ぶっちゃけ、
- ひったくるアタリ
- ゴン!と強く響くアタリ
はどんなロッドでもはっきりわかります。(手元で感じる衝撃はロッドの出来によって変わりますが。)
アジングで釣果を伸ばすために大事なのは、

え?いまのアタリだったの?
ぐらいのビミョ〜なアタリをいかに掛けられるかに尽きます。
エントリークラスのロッドなのに、ヌルッとしたアタリをここまで表現できる「20コルトUX」はやっぱり異常です。
アジがゆる〜くアミを食っている状態でも、ちゃんとアジングを成立させてくれます。
インプレ⑤フッキング
続いてはフッキングについてです。
ティップの柔らかさによる若干のラグはあるものの、おおむねバシッと掛けられます。
とはいえ、「20コルトUX」は入門用のマイルドチューンなので、”掛ける”だけでなく”掛かる”ことも多いです。
自動でフッキングすることも多く、どちらかと言えば乗せ調子のロッドに仕上がっています。
アワセが苦手な初心者さんでも使いやすいと思いますよ。
インプレ⑥ファイト
最後はファイトについてです。
オリムピックのロッドは「UL」クラスでも十分すぎるぐらいの強さがあります。なので、「L」クラスを採用した「612L-HS」もパワーは十分。
逆にちょっとパワーがありすぎて、小さなアジとのファイトはやや味気ないかな〜という印象です。
まあ個人的には、アタリを感じて掛けるってのがアジングの醍醐味だと思っていますので、ファイトが少々味気なくても問題はありません。
「20コルトUX 612L-HS」のインプレをまとめると…?

てことで、「20コルトUX」のインプレをまとめます。
↓良いところ↓
- エントリークラスには十分すぎる軽さ(60g)
- まさかのオールSiC-S仕様
- リール装着時のバランスもGood!
- アンダー1gも難なく操れる操作感度
- 違和感系もいけちゃうアタリ感度
- 乗せ調子なマイルドチューン
↓もうちょいなところ↓
- キャスト時の振り抜け
- デザインが少しチープ(お値段なり?)
- パワーありすぎて小アジとのファイトは味気ない
全体的には、満足度高杉くんでした。このロッドが1万円台前半なんて末恐ろしいですよ。
これから発売される1万円台ロッドのハードルは間違いなく上がっちゃったと思います。
「20コルトUX 612L-HS」はこんな人におすすめ
「20コルトUX 612L-HS」はアジング初心者さんに

入門用ならまずコレ買っとけ!
と自信を持ってゴリ推しできます。
長さ的にも、パワー的にもジグ単・スプリットに対応するので、そこそこ汎用性も高いです。

ジグ単ロッドとしても短すぎず、長すぎないので使いやすいと思います。
入門用としてはもったいないほどの性能が備わっているので、アジングが上達した後も長く使えます。
もう少し高いロッドを新調した後も、セカンドロッドとして第一線で働いてくれますから、コスパはまじで最強です。
これを買って後悔するアジンガーがいるなら顔を拝んでみたいぐらいですよw。
ライバル機「20月下美人アジング」について

ちなみに、「20コルトUX」の後を追うように発売されたダイワの入門機「20月下美人アジング」もかなりの高性能ってご存知でしょうか?
総合的なお得感では「20コルトUX」に軍配が上がりますが、実釣性能は五分五分です。
両者を購入したうえで、同時に釣り場に持ち込んで比較していますので、興味がある方は↓の記事も覗いてみてください。


オリムピック「20コルトUX」はコスパモンスターである。

というわけで、長らくお届けしてきたオリムピック「20コルトUX」のインプレは以上であります。
- 1万円台の6.1ftロッドなのに自重60g
- 1万円台なのにオールSiC-S仕様
- 1万円台なのに違和感系アタリまでしっかり取れる
などなど、コスパ良すぎですよ。
デザイン面で多少のチープ感はあれど、性能的には上位クラスのロッドに肩を並べちゃってます。
アジング入門〜上達までしっかり寄り添ってくれるコスパモンスター「20コルトUX」。ゲットしてみてはいかがでしょうか?

詳しい仕様や他の機種については、↓の記事で解説しています。

関連記事





